シリア、アル=カーイダ系武装集団がイドリブ市を制圧

イドリブ市はシリア政府の支配を離れた第2の都市に

 

反体制武装集団の連合が昨日(28日)、シリアのイドリブ市を制圧、同市は(ラッカ市に次いで)シリア政府の支配を離れた2番目の都市(県庁所在地)となった。これにより、反体制勢力は、政府の牙城であるラタキア市に迫り、北部のアレッポと西部の海岸の兵站線を妨害できるようになった。

 

シリア国内で平和的な反体制デモが始まってから4年目を迎えるなかで突如として生じた新たな事態に関して、専門家らは、反体制派とその支援者が大都市やシーア派の村に進入しないというレッドラインやこれまでの理解を踏み越えた動きとして捉えている。これは、ダマスカスとヨルダンの間に位置する南部のブスラー・シャーム市を「自由シリア軍」が制圧した数日後にイドリブ市が制圧された点を踏まえた解釈である。

 

シリア人権監視団は昨日、「シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構といったイスラーム主義(アル=カーイダ系)武装集団が、政府軍および親政権民兵との5日におよぶ激しい戦闘の末、イドリブ市をほぼ完全に制圧した」と発表した。

 

これらの武装集団は「ファトフ軍」の名で連合し、数千の戦闘員を擁するに至っていた。彼らはこれまで以上に組織化され、重武装しているようである。すなわち、彼らは、まず政府軍拠点を制圧したうえで、イドリブ市を四方から包囲、同市に進入するなど、系統立った戦闘を展開した。また攻撃に先だって、イドリブ県郊外で有力な二つの組織、シャーム自由人イスラーム運動とシャームの鷹旅団が完全統合されていた。【次ページにつづく】

 

 

 

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vol.2019.4.15 

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