トルコ、色とりどりの新国会――ロマ、アルメニア人、シリア正教徒も

【シノドスに参加しよう!】

▶メールマガジン「αシノドス」

 https://synodos.jp/a-synodos

▶セミナー「シノドス・サークル」

 https://synodos.jp/article/20937

▶ファンクラブ「シノドス・ソーシャル」

 https://camp-fire.jp/projects/view/14015

2015年国会議員選挙は、トルコ史上最も多様性をもつ国会の1つを作り上げた。初めて国会にロマの候補が選ばれるとともに、公正発展党(AKP)、共和人民党(CHP)、人民の民主主義党(HDP)からそれぞれ選ばれたアルメニア人候補らも新たなトルコ大国民議会(TBMM)の一員となる。

 

 

fft107_mf4793013

 

 

2015年6月7日の国会議員選挙の結果、新期のTBMMは4政党構造となった。

国会にはAKP、CHP、民族主義者行動党(MHP)、HDPが議席を有し、CHPのイズミル選出オズジャン・プルチュ氏が初めてのことを成し遂げた。共和国史上初めて、ロマの候補がTBMMに議席を獲得したのだ。プルチュ氏投票後会見を行い、歴史的な日を経験していると述べ、「トルコで初めてのロマというエスニック・アイデンティティを持つ国会議員が国会に入る。ロマの同胞たちのスポークスマンとなる。これは民主主義の観点から非常に重要で、初めて民主主義を本当の意味において経験したということになるだろう」と述べた。

今期のTBMMに議席を持つ4政党のうち3政党で、アルメニア人候補が議席を獲得した。HDPからガロ・パイラン氏、CHPからセリネ・オズズン・ドアン氏、AHPからマルカル・エサヤン氏が国会に並んで民主主義に貢献する。

今期は、シリア正教徒の声も、HDPマルディン選出のエロル・ドラ議員がTBMMに響かせることになる。

 

Radikal紙(2015年06月07日付)/ 翻訳:永山明子

 

■本記事は「日本語で読む世界のメディア」からの転載です。

 

知のネットワーク – S Y N O D O S –

 

 

1
 
 
シノドス国際社会動向研究所

vol.265 

・大賀祐樹「こんな「リベラル」が日本にいてくれたらいいのに」
・結城康博「こうすれば介護人材不足は解決する」
・松浦直毅「学び直しの5冊〈アメリカ〉」
・山岸倫子「困窮者を支援するという仕事」
・出井康博「「留学生ビジネス」の実態――“オールジャパン”で密かに進む「人身売買」」
・穂鷹知美「ヨーロッパのシェアリングエコノミー――モビリティと地域社会に浸透するシェアリング」
・鈴木崇弘「自民党シンクタンク史(9)――「シンクタンク2005年・日本」第一安倍政権崩壊後」