イスラエル、パレスチナ人児童の拘留を可能にする法案を審議

イスラエル政府の立法委員会は日曜(22日)、パレスチナ人児童がイスラエルに対する攻撃を実行した場合、攻撃を行ったパレスチナ人児童の拘留を可能にする法案の審議を行うことを決定した。

 

日曜(22日)、イスラエル公共放送は以下のように伝えた。「本日、立法委員会は過激なナショナリズムを背景とした犯罪を犯した14歳以下の未成年者に対し、実効的な懲役罰を課すことを許可する法案を審議する。」「(現在の)法律は未成年者が14歳に達するまで拘留されることを妨げており、それ以降は刑務所に移送することを可能としている。」

 

 

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法案はクネセト(イスラエル国会)右派政党リクードの女性議員アナート・ベルコ氏によって提出された。

 

エルサレム・イスラエル・パレスチナ学研究所の研究者イマード・アブー・アワード氏は以下のように述べた。「パレスチナ人児童の拘留を許可するこの法案は児童に対する法的対応の原則に反する。」「イスラエルは先月にも児童が投石を行った場合、その家族を罰するという児童を標的とした法案を承認した。そして今日はパレスチナ人児童を拘留する法案の成立を企んでいる。」

 

一方、パレスチナ・イスラエルの人権団体はエルサレム及び西岸地区で、逮捕・拘留の過程においてパレスチナ人児童に対する拷問が行われていると非難している。

 

al-Quds al-Arabi紙(2015年11月22日付)/ 翻訳:川口慈

 

■本記事は「日本語で読む世界のメディア」からの転載です。

 

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