2022.05.09

英会話に不可欠な “have” の7つの使用法

#基本動詞を使いこなす

これから何回かにわたって、基本動詞を英会話で使いこなすための基礎知識をお伝えしていこうと思います。

このような企画、ネット上にはよくありますが、多く見られるコンセプトは「コアイメージ」をつかもう、というものです。

基本動詞はたくさんの意味を持ちます。だから、使いこなせるようになると、ひとつの動詞でいろいろなことが言えるようになるので、とても重宝します。

しかし、そのようなたくさんの意味を覚えるのは大変です。そこで、本質となるコアイメージをつかめば、基本動詞を会話で使いこなせるようになる、とされているのですが、残念ながらそんなことはありません。

たとえば、“have” のコアイメージは、「自分の空間の中にある」みたいに説明されますが、これを知ったからといって、会話で自由自在に “have” が使えるようにはなりません。

何をしても結局は、地道にそれぞれの意味を、実例とともに理解していくという作業が必要になります。そして、会話で実際に使いながら、「“have” の使用法」を身につけていくしかないのです。

コアイメージについては過去に記事を書いたので、そちらもご覧ください。
英単語のコアイメージを学んでも、英会話は上達しません

以下では、英会話に不可欠な “have” の7つの使用法をあげていきたいと思います。

1.「彼女はきれいな目をしてるね。」

人やモノがある特徴や性質をもっていると言いたいとき、“have” で表現することができます。

たとえば、「彼女はきれいな目をしてるね。」は「きれいな目」を “have” していると考えて、

“She has beautiful eyes.”

となります。

この意味の “have” でどのようなことが言えるか、みなさんも実際に考えてみてください。基本単語を使いこなすためには、自分の身の回りから例を探すことがとても大切です。

いくつか例をあげてみましょう。

「モーツァルトの音楽はメロディーが美しい。」

「美しいメロディー」を “have” していると考えて、

“Mozart’s music has beautiful melodies.”

「そのスコッチの香りには深みがあった。」

「深い香り」を “have” していたと考えて、

“The scotch had a deep aroma.”

「この家は断熱性に優れています。」

「優れた断熱性」を “have” していると考えて、

“The house has excellent insulation.”

2.「弁護士の友だちっている?」

友だちや家族などがいると言いたいとき、“have” で表現できます。

たとえば、「弁護士の友だちっている?」は「弁護士の友だち」を “have” してますか、と考えて、

“Do you have a friend who is a lawyer?”

となります。

この “have” の使用法もいくつか例をあげましょう。

「アメリカにたくさん友だちがいるよ。」

「たくさんの友だち」を “have” していると考えて、

“I have a lot of friends in the U.S.”

「娘と息子ふたりがいるのよ。」

「ひとりの娘とふたりの息子」を “have” していると考えて、

“I have a daughter and two sons.”

3.「親には子どもの面倒を見る義務がある。」

仕事や義務があると言いたいとき、“have” で表現できます。

たとえば、「親には子どもの面倒を見る義務がある。」は「子どもの面倒を見る義務」を “have” していると考えて、

“Parents have a duty to take care of their children.”

ほかには以下のような例があります。

「今日はやることがたくさんあるんだよ。」

「たくさんのやること」を “have” していると考えて、

“I have a lot to do today.”

「彼女のご主人、稼ぎがいいのよ。」

「高給取りの仕事」を “have” していると考えて、

“Her husband has a well-paid job.”

4.「彼にはあまりいい印象はないな。」

フィーリングや考えなどがあると言いたいとき、“have” で表現できます。

たとえば、「彼にはあまりいい印象はないな。」は「彼のいい印象」を “have” してないと考えて、

“I don’t have a very good impression of him.”

となります。

ほかには、

「大学にはよい思い出がたくさんあります。」

「大学のたくさんのよい思い出」を “have” していると考えて、

“I have a lot of good memories of college.”

「環境問題を解決するためのいいアイデアがない。」

「環境問題を解決するためのいいアイデア」を “have” していないと考えて、

“We don’t have any good ideas for solving environmental problems.”

5.「最近、なかなか寝つけないんです。」

よいことでも、悪いことでも、何かを経験するときは、“have” で表現できます。

たとえば、「なかなか寝つけないんです。」は「寝るのに困難な時間」を “have” していると考えて、

“I’ve been having a hard time falling asleep lately.”

ほかには、

「父が交通事故に遭った!」

「交通事故」を “have” したと考えて、

“My father had a car accident!”

「ハワイ、最高だったなあ。」

「最高の時間」を “have” したと考えて、

“We had a great time in Hawaii.”

06.「青には癒しの効果があるんだよ。」

影響や効果があると言いたいとき、“have” で表現できます。

たとえば、「青には癒しの効果があるんだよ。」は「癒しの効果」を “have” していると考えて、

“Blue has a healing effect.”

となります。

ほかには、

「その作家にはものすごく影響を受けた。」

「強い影響」を “have” したと考えて、

“The writer had a strong influence on me.”

「プーチンの軍事侵攻は悲惨な結果を招いた。」

「悲惨な結果」を “have” したと考えて、

Poutine’s military invasion had disastrous results.

07.「そうするしかなかった。」

利用できる機会や選択肢、時間などがあると言いたいときは、“have” で表現できます。

たとえば、「そうするしかなかった。」は「選択肢」を “have” してなかったと考えて、

“I didn’t have a choice.”

ほかには、

「そんな暇はない。」

「そのための時間」を “have” していないと考えて、

“I don’t have time for that.”

「京都に行く機会がありました。」

「京都に行く機会」を “have” したと考えて、

“I had the opportunity to visit Kyoto.”

以上の7つの “have” の使用法、必ず自分ならどう使うかな、と考えながら、身につけていってくださいね。これらの使用法を身につけるだけで、英会話が格段に楽になるはずですよ。

最後に大事なことなので繰り返しますが、以上の説明を知識として理解するだけでは “have” を会話で使えません。必ず以下のことを行ってください。

・自分が会話で話す可能性のある例文をつくる。

・自分がその例文を言うシーンをリアルに想像しながら、繰り返し何度も大きな声で「音読」する。

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