2016.09.01 Thu

「がんばってください」で被災者は元気になったのか――東日本大震災の内陸部被災者に対する「精神的な励まし」のネガティブな効果

塩谷芳也 / 社会学

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相手のために良かれと思ってしたことが、かえって相手を困らせてしまう。皮肉な事態であるが、このような事態が東日本大震災下の状況で発生していたのではないかというのが本稿のテーマである。 「がんばってください」といった精神的な励ましは、その意図に反して一部の被災者のメンタルヘルスを悪化させた可能・・・

復興アリーナ 社会

2015.01.17 Sat

阪神・淡路大震災から20年、共助を軸としたあたらしい防災へ

永松伸吾 / 災害経済学

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「自助7割」はどこから生まれたか   阪神・淡路大震災から20年経過しました。その直後から今日まで、変わらず語り継がれている教訓の一つが、「自助7割、共助2割、公助1割」という言葉です。もはや格言とすら呼んで良いかもしれません。ためしにグーグルで調べてみると、予測変換候補に・・・

復興アリーナ 社会

2014.09.02 Tue

防災教育の最前線――「自ら考える」防災訓練の試み

秦康範 / 社会安全システム・災害情報

(写真1 掃除の時間での訓練の様子(中学校A))
「グラッときたら」   「火の始末」と答える人はほとんどが40代以上、「おはし(おかし)」や「おはしも(おかしも)」の約束が頭に浮かぶ人は、30代前半以下の方だろう。   地震対策の中心が火災対策だったのは、1923年関東大震災の教訓にさかのぼる。98件の火災・・・

復興アリーナ 教育 社会

2014.08.26 Tue

一度も稼働しないバターン原発はいま

藍原寛子 / ジャーナリスト

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REMEMBER FUKUSHIMA、福島を忘れない   東日本大震災とその後の原発事故、放射能汚染から3年を迎えた今年3月11日、世界中で追悼式や事故再発防止に向けたシンポジウムなどが開催された。   日本の南の隣国フィリピンの首都マニラから西へ約80キロ、・・・

国際 復興アリーナ 科学

2014.08.20 Wed

気象災害の犠牲者はなぜ減らないのか

三隅良平 / 防災科学技術研究所

図3.平成24年九州北部豪雨における阿蘇市役所の対応[5]。折れ線グラフは阿蘇乙姫における雨量の変化を示している。
20年前のことを思い出してみてほしい。村山内閣が発足し、松本サリン事件が起こった頃である。当時はまだ、インターネットが現在ほど普及しておらず、このようなニュースも多くの人がテレビや新聞、ラジオで知った。気象情報についても同じように、当時はテレビやラジオを通じて知ることが一般的であった。 &nb・・・

復興アリーナ

2014.04.17 Thu

個人情報の共有で地域をつなぐ――改正災害対策基本法の全面施行と活用術

岡本正 / 弁護士

福島県南相馬市原町区沿岸部 2012年5月岡本撮影
2014年4月1日、障害者・高齢者等「避難行動要支援者」の名簿作成を義務付ける改正災害対策基本法が全面施行を迎えた。将来の災害に備えて地域、企業、市民はいったい何を準備すべきなのか。改正法を駆使したパーソナルデータの有効活用術について解説する(本稿はα-synodos vol.143掲載記事(2・・・

復興アリーナ

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