• 2015.07.13 Mon

    わたしたちは何を見ているのか――写真とサイエンス 視野を拡張するビジュアル表現

    SYNAPSE Lab.

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    SYNODOSとSYNAPSEのコラボ連載の第3回です。   SYNAPSEは様々な異分野と出会うことでサイエンスの情報が流れる新しい回路を構築することをその設立の目的としています。そのため、前回のレポートのように主体となってイベントを開催するだけでなく、他のメディアとコラボして科学にまつ・・・

    文化 科学  

    2015.07.10 Fri

    なぜ私たちは安保法制に反対なのか

    憲法学者16人によるリレートーク

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    2015年7月4日、「安保法制に反対する憲法学者リレートーク」が行われ、憲法学者16人が雨の国会前に集まった。呼びかけ人の石埼学・龍谷大教授、永山茂樹・東海大教授、西原博史・早稲田大教授を中心に、安保保障関連法案の廃案を訴えた。リレートークの模様と、寄せられた声明文を抄録する。(構成/住本麻子・山本・・・

    政治 社会  

    2015.07.09 Thu

    「新型うつ」は若者のわがままか?

    井出草平 / 社会学

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    新型うつとは何か   「新型うつ」と呼ばれるものが、20代から30代の若手社員を中心に増えていると言われています。「新型うつ」の特徴はいくつか挙げられています。   たとえば、気分が沈み出社できないが、プライベートでは遊びに出かけているというもの。仕事でうまくいかないことがあると・・・

    社会 福祉  

    2015.07.08 Wed

    「紛争解決請負人」が語る安保関連法案

    伊勢崎賢治×荻上チキ

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    問題意識は正しいけど、ディティールがズレている!? PKOの考え方が変わるいま、「紛争解決請負人」からみた安保関連法案の問題点とは。 2015年06月16日放送、TBSラジオ荻上チキSession- 22『紛争解決請負人』が語る安保関連法案より抄録。(構成/島田昌樹)   ■ 荻上チキ・S・・・

    国際 政治  

    2015.07.07 Tue

    言語を知ることは、人とは何かを知ること――人の言語習得の仕組みを明らかにする

    認知・発達心理学者・今井むつみ氏インタビュー

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    普段、私たちは当たり前のように言葉を話しているけれど、それがどうして話せているのか、また、どうやって話せるようになったのか──考えてみればみるほど、私たちは自分たちが話している言葉について、あまりよく知らないままでいることがわかります。   悩める高校生のための人気連載『高校生のための教養・・・

    教養入門 科学  

    2015.07.06 Mon

    加害者の手記――元少年Aによる『絶歌』発売から何を考え、議論すべきか

    武田徹×藤井誠二×荻上チキ

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    神戸連続児童殺傷事件の元少年によって今月11日、元少年Aの名前で書いたとされる『絶歌』と題された本が、太田出版から発売された。事件から18年経った今、この本が発売されたに対して何を議論すべきか。TBSラジオ「荻上チキ・Session22」から抄録。(構成/住本麻子)   ■ 荻上チキ・Se・・・

    文化 社会  

  • 2015.07.03 Fri

    「獲得による普遍化」という解決──センのアプローチをどう読むか

    松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』

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    ここまでのところで、流動的人間関係にふさわしい政治哲学を探求する中から、リバタリアン思想の内部矛盾を解いてそれを徹底することを試みました。   その結果、理性や主義主張や制度などが暴走して人間を犠牲にすることを防ぐには、「自由」の主体は第一義的には理性ではなく、あくまで生身の個々人でなけれ・・・

    国際 経済  

    2015.07.02 Thu

    フジテレビ「池上彰緊急スペシャル」の「字幕取り違え」事件についての私見――テレビ報道の映像・字幕翻訳者としての経験から

    韓東賢 / 社会学

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    フジテレビは6月29日、5日に放送した「金曜プレミアム 池上彰緊急スペシャル! 知っているようで知らない韓国のナゾ」のなかで取り上げた、現地の韓国人2人のインタビュー映像の字幕と発言内容が食い違っていたことについて、「編集作業でのミスに加えて、最終チェックが不十分であったため、誤った映像を放送してし・・・

    国際 情報  

    2015.07.01 Wed

    光格子時計が切り拓く未来――時計が時計でなくなる!?

    安田正美 / 物理学

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    はじめに――「光」は注目されている   いまだ記憶に新しい、日本人研究者3人が独占した昨年末のノーベル物理学賞受賞。そのテーマは、青色発光ダイオード(LED)の発明であった。光の3原色(赤、緑、青)のうち、残りの青色が得られたことで、あらゆる色の光を高効率・低消費電力で得られるようになった・・・

    情報 科学  

    2015.06.30 Tue

    「尊厳死」議論の手前で問われるべきこと

    安藤泰至 / 生命倫理

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    2012年3月、超党派の国会議員約140人から成る「尊厳死法制化を考える議員連盟」が「終末期の医療における患者の意志の尊重に関する法律案」を公にした。   国会への提出が検討されたものの、見送りになったまま現在に至っているが、これを機に、日本では「尊厳死法制化」をめぐる議論が活発に行われる・・・

    社会 福祉  

    2015.06.29 Mon

    太陽活動から天気を読みとけ!――宇宙気候学の挑戦

    『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』著者、宮原ひろ子氏インタビュー

    miyahara
    星空を見上げ「なんて自分はちっぽけなんだ」と思ったことはないだろうか。たしかに普通に暮らしていて宇宙との関わりを感じることは少ない。しかし、実は宇宙は自分たちの身近な生活に影響を与えているのかもしれない。そんな宇宙と地球とのつながりに迫る「宇宙気候学」を丁寧にわかりやすく伝える注目の本『地球の変動は・・・

    新刊インタビュー 科学  

    2015.06.26 Fri

    わからない!から始まるコミュニケーション――津軽語演劇の反逆

    水谷八也×山田百次

    aru
    早稲田大学文化構想学部の人気授業「翻訳文化論」。そこで劇団野の上を主宰する山田百次さんのひとり芝居が上演されました。山田さんは津軽の方言を用いて演劇を作る劇作家。「方言って日本語だけれど、広い意味では別の言語なのでは――?」という水谷先生の考察に、山田さん本人が直に答えます。(聞き手・構成/住本麻子・・・

    文化 社会  

  • 2015.06.25 Thu

    東日本大震災、体育館避難所で起きたこと

    佐藤一男 / 防災士

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    はじめに   東日本大震災。   東日本全体で21000人もの人が命を失い、または行方不明となりました。私も被災し岩手県陸前高田市米崎小学校の体育館で二ヶ月間にわたり避難所生活をしながら避難所運営を経験しました。   多くの人に助けられ過ごした時間です。この場をお借りして、日本中・・・

    復興アリーナ 社会  

    2015.06.24 Wed

    何が再生可能エネルギー大量導入を阻害しているのか?――日欧の政策比較から見えること

    安田陽 / 風力発電・電力系統

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    前回までに、世界中でベースロード電源が消えつつある理由を、メリットオーダーという概念を用いて経済学的に分析してきました。今回は同じくベースロード電源が消滅する理由を、政策学的に分析していきたいと思います。今回のキイワードは「優先給電 (priority dispatch)」です。   &n・・・

    国際 科学  

    2015.06.23 Tue

    シングルマザーが福祉から排除されるとき

    赤石千衣子 / NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長

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    あなたが離婚したシングルマザーだとする。子どもは4歳。かわいくもあり、そして若干生意気でもある。仕事は契約社員で月収20万円。人とかかわるのが好きなので、シェアハウスに暮らすことになった。家賃は6万円。ほんとうに暮らすのはギリギリだけど、児童 扶養手当3万なにがしかを月々もらってなんとかやっていけて・・・

    社会 福祉  

    2015.06.22 Mon

    安保法案は違憲!?――渦中の憲法学者・長谷部恭男教授に訊く

    長谷部恭男×木村草太×荻上チキ

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    集団的自衛権の行使は違憲――6月4日の衆議院憲法審査会において、各党の推薦する3人の憲法学者が、安保法案を「憲法違反」だと明言した。集団的自衛権はどの点が憲法違反なのか。これから注目すべきポイントとは。渦中の憲法学者・長谷部恭男教授にじっくり話をうかがった。2015年6月9日放送、TBSラジオ荻上チ・・・

    国際 政治  

    2015.06.19 Fri

    アウトサイダーアートの幻想を超えて――第5回「心のアート展」の挑戦

    心のアート展実行委員・荒井裕樹氏インタビュー

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    2015年6月17日(水)~6月21日(日)、東京芸術劇場5階〔ギャラリー1〕にて東京精神科病院協会(東精協)主催による、第5回 心のアート展「創る・観る・感じる パッション―受苦・情念との稀有な出逢い」が開催中だ。東精協に加盟する68の病院に入院・通院している方たちの作品を展示している。第5回を迎・・・

    文化 福祉  

    2015.06.17 Wed

    米が欧州に中距離ミサイル配備?――アメリカのデンプシー統合参謀本部議長の発言を受けて

    SYNODOSが選ぶ「ロシアNOW」

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    ロシアとアメリカの関係悪化によって、冷戦時代末期に築かれた制度的枠組みが崩壊を続けている。1987年にソ連とアメリカが調印した「中距離核戦力全廃条約(INF)」も、脅威にさらされている枠組みの一つである。これがなくなると、ヨーロッパが再び大国間の核対決の舞台に変わってしまう可能性もある。( ゲヴォル・・・

     

  • 2015.06.17 Wed

    摂食障害の万引き、治療と刑罰のどちらなのか

    永田利彦 / 精神科医

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    摂食障害の患者さんを多く診るようになると必ず突き当たる問題の1つに万引きがあります。低体重の摂食障害患者さんの入院先をどう探すのか(これはまた別の機会にお話ししたいと思います)というのも難しい問題ですが、万引きは警察官、検察官とどうつきあうのかという日常臨床にはない難しい問題です。   と・・・

    社会 福祉  

    2015.06.16 Tue

    なぜベースロード電源は消滅しつつあるのか?――「メリットオーダー」の観点から

    安田陽 / 風力発電・電力系統

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    「ベースロード電源編」第2回です。前回は、世界では実はベースロード電源は既に消え去りつつある、ということを各国の系統運用の実測データを提示しながら例証していきました。また、その理由として再エネの大量導入が挙げられることを示唆しました。   今回は、なぜベースロード電源消滅という現象が発生し・・・

    国際 社会 科学  

    2015.06.15 Mon

    今ある秩序をこえるために――文学の時代錯誤と試行錯誤

    日本文学者・位田将司氏インタビュー

    位田将司先生
    わざわざ大学まで行って日本文学を勉強する意味はあるのか!?――これは小説や言葉が好きな人でも躊躇することではないでしょうか。しかし日本近代文学という、比較的アプローチしやすい分野を通すことで見えるものが数多くあります。「田舎から出たい……!」という自身のきっかけから東日本大震災まで、文学を通して見つ・・・

    教養入門 文化  

    2015.06.12 Fri

    「安保法制関連法案」を徹底検証!

    小原凡司×木村草太×荻上チキ

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    5月14日、自衛隊の活動範囲を広げ、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安保法案関連法案が閣議決定された。いったいなにがどう変わるの!?複雑な条文の内容を徹底解説!2015年05月14日(木)放送「安保法制関連法案が閣議決定。複雑な条文を徹底検証!」より抄録。(構成/飛田尚子) &nb・・・

    政治 社会  

    2015.06.11 Thu

    老いのかたち、福祉のかたち――フィンランドの「自立」した高齢者たち

    髙橋絵里香 / 文化人類学

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    真夜中の警報   2013年12月。国土の3分の1が北極圏に含まれるフィンランドでは、冬至の時期になると日中でもほとんど太陽の姿を見ない。今が深夜であることを示唆するのは、車の往来の少なさと、消えたネオンサインだけである。ナイトパトロールの担当者であるラーケルは、タウンハウス(長屋状の住居・・・

    国際 福祉  

    2015.06.09 Tue

    「良い作品を作ろう!」主義がもたらす弊害――日本のアニメはブラック業界

    くみかおる / 著述・翻訳家

    ワーナー・ブラザース撮影所での衝突。1945年10月。対日戦勝利のわずか二か月後。
    先日寄稿した拙論「なぜ若者は遣い潰されるのか――日本のアニメはブラック業界」には予想を超える反響があって驚いた。何より驚いたのは、当のアニメ業界内部の方々からの反応が大きいことだった。それも怒りの反応が圧倒的だ。   だがそれも考えてみれば予想してしかるべきだった。まずアニメにはジャーナリ・・・

    文化 社会  

  • 2015.06.10 Wed

    地方創生アイデア会議――これからの「地方」には何が求められるのか

    木下斉×西田亮介×荻上チキ

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    政府のまち・ひと・仕事創生本部は緊急経済対策の柱として、今年度の補正予算に盛り込んだ地方自治体が使える交付金、総額4200億円の具体的な使い道の例をまとめあげた。この中では、自治体内で使用できるプレミアム付き商品券の発行や、地域の中小企業が大都市の人材を受け入れるおためし就業の助成などが示されている・・・

    社会 経済  

    2015.06.08 Mon

    「俺がルール」じゃ動かないから――「均衡解」の日韓関係へ

    『韓国化する日本、日本化する韓国』著者、浅羽祐樹氏インタビュー

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    かつてなく冷え込んでいる日韓関係。慰安婦問題や竹島領有権問題など山積する課題が、両国の間に大きな溝を生み出している。しかし日韓は、互いに決して逃れられない「重要な隣国」でもある。この悩ましい関係に、そして変化する現実に、どのように向き合っていけばよいのだろうか。   この問題に対して正面か・・・

    国際 新刊インタビュー  

    2015.06.05 Fri

    精神障がいを抱える親を持つ子どもの声を聞いてください

    精神障がいを抱える親の子どもたちの座談会

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    精神障がいを抱える当事者への支援が注目されることはあっても、精神障がいを抱える親を持つ子どもにはなかなか注目が集まらない。そんな中、親&子どものサポートを考える会の土田幸子氏による「精神障がいを抱える親と暮らす子どもたちに必要な支援とは」をシノドスに掲載したところ、大きな反響があった。そこで、当事者・・・

    社会 福祉  

    2015.06.04 Thu

    イギリスの若者ムスリムたち――「市民であること」の要件としてのイスラーム

    安達智史 / 社会学

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    若者ムスリムと社会統合   現在のグローバル政治において、イデオロギーに代わり宗教が重要なテーマとなっている。とりわけ、1980年代を契機としたイスラーム化の広がりは、世俗化を旨とする近代化原理に支えられた政治・社会秩序を危うくするものとして、特に西欧社会において認識されつつある。2001・・・

    国際 文化  

    2015.06.03 Wed

    研究不正問題――誠実な研究者が損をしないシステムに向けて

    片瀬久美子 / 分子生物学

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    研究不正の問題は、研究者の間だけのものではなくなっています。研究開発費には税金が投入されており、不正な研究によって投入された税金が無駄になる上に、その後始末にも費用が掛かります。STAP事件では、理化学研究所が調査に費やした費用は8千万円以上になりました。その元は国民の税金です。   税金・・・

    科学  

    2015.06.02 Tue

    SNPの躍進とナショナリズムの脱民族化――国のかたちを再想像するスコットランド

    久保山尚 / スコットランド史

    画像3:1967年のUK議会ハミルトン補欠選挙で勝利したSNPのウィニー・ユーイング (c)AP
    2015年5月のイギリス(UK)総選挙で、スコットランド国民党(Scottish National Party = SNP)が議席を6から56に急増させ脚光を浴びた。   過半数以上となる331議席を獲得し政権を組んだ保守党、232議席の労働党に次いで、SNPはUK全体の第三党となっただけ・・・

    国際 政治