2025.06.19
「英語は話せるけど、深い話ができない」――中級者が上級の壁を突破する方法
「英語は話せるけど、深い話ができない」中級者が上級の壁を突破する方法
あの気まずい瞬間
海外の同僚との飲み会で、話題が「あなたにとって仕事って何?」という方向に向かったとき。
みんなが自分の価値観や人生観を語り始めたとき。
あなたは何も言えずに、ただ笑って頷くだけになってしまった——。
そんな経験はありませんか?
日常的な業務の話なら問題ない。
会議でのプレゼンテーションもこなせる。
TOEICのスコアも700点台後半。
それなのに、なぜか「深い話」になると途端に口が重くなってしまう。
「英語力が足りないのかな?」
そう思って単語帳を開いてみる。
でも、知らない単語はそれほど多くない。
文法だって、基本的なことは理解している。
では、なぜ話せないのでしょうか?
中級者が陥る「翻訳の罠」
実は、この問題の根本は英語力不足ではありません。
「翻訳思考」にあります。
私たちは複雑な話題になると、無意識のうちに日本語で考えてから英語に翻訳しようとします。
「仕事に対する価値観」について話そうとするとき、頭の中では「自己実現」「やりがい」「社会貢献」といった日本語の概念が浮かびます。
そして、これらを英語に翻訳しようとする。
「自己実現」は”self-actualization”、「やりがい」は”sense of fulfillment”、「社会貢献」は”contribution to society”——。
確かに正しい英語です。
辞書的にも間違いありません。
でも、実際にこうした表現を使って話すと、なぜか相手の反応が薄い。
「ああ、そうですね」で会話が終わってしまう。
なぜでしょうか?
ネイティブは「体験」で語る
答えは、ネイティブスピーカーがこうした抽象的な話題について語るときの方法にあります。
彼らは難しい単語を使いません。
むしろ、シンプルな言葉で自分の体験を語ることで、深い内容を表現します。
例えば、「自己実現の大切さ」について話すとき、中級者は”Self-actualization is very important for modern people”と言うかもしれません。
文法的には正しいし、内容も間違っていません。
しかし、上級者——そして多くのネイティブ——は違う方法で同じことを表現します。
“You know, I used to always worry about what others thought. But when I started doing what I really wanted – like learning guitar even though I’m terrible at it – I felt more like myself. That’s when I realized being true to yourself matters more than fitting in.”
どちらが心に残るでしょうか?
どちらが「この人ともっと話してみたい」と思わせるでしょうか?
「教科書英語」では心に響かない
前者の”Self-actualization is very important”という表現は、確かに正しい英語です。
でも、聞く側にとっては「教科書みたい」に感じられます。
抽象的すぎて、相手がイメージを描けない。
結果として、会話が深まらずに終わってしまいます。
一方、後者の表現は、同じ「自己実現」について語っていながら、聞く人の頭の中に具体的なイメージを描かせます。
ギターを下手なりに練習している姿、他人の目を気にしていた過去の自分、そして変化した現在——。
この違いが、中級者と上級者を分ける大きな壁なのです。
必要なのは「思考の英語化」
では、どうすれば上級者のような話し方ができるようになるのでしょうか?
答えは、「思考の英語化」にあります。
これは、日本語で考えてから英語に翻訳するのではなく、最初から英語の発想で物事を捉え、表現する技術です。
この技術を身につけると、「責任感」という抽象的な概念を”When I say I’ll do something, I follow through”と表現できるようになります。
「創造性」を”I like finding new ways to solve old problems”と言えるようになります。
単語の暗記や文法の復習では決して身につかない、「英語で深く考え、自然に語る力」
——それこそが、中級者と上級者を分ける真の境界線なのです。
実際の変化:受講者の事例
この「思考の英語化」がどれほど大きな変化をもたらすか、実際の例を見てみましょう。
受講前の話し方:
“I believe work-life balance is crucial for productivity and mental health in contemporary society.”
正しい英語です。
でも、どこか教科書的で、相手の心に響きません。
受講後の話し方:
“I used to work 12 hours a day and felt proud of it. But when my kid asked why I was always tired, I realized something was wrong. Now I leave the office at 6, and honestly? I get more done because I’m actually focused during work hours.”
同じ「ワークライフバランス」について語っているのに、後者はリアルで説得力があります。
聞く人も「ああ、確かにそうかもしれない」と共感できます。
本当の上級者への道
英語中級者のあなたは、すでに十分な基礎力を持っています。
足りないのは英語力ではありません。
「英語で深く考え、自然に語る技術」です。
この技術を身につけることで、あなたは抽象的な話題でも自分の言葉で語れるようになります。
ネイティブと対等に深い議論ができるようになります。
相手の心に響く、説得力のある英語を話せるようになります。
シノドス英会話「思考の英語化」コース
こんな方のためのプログラムです
もしあなたが、TOEIC 750点以上の英語力を持ちながらも、深い話題になると言葉につまってしまう。
ビジネス英語は問題ないが、プライベートな話題では表面的な会話しかできない。
海外の同僚や友人と、もっと深いレベルでつながりたいと感じている
——そんな中級者なら、このプログラムがお役に立てるはずです。
3ヶ月で身につく3つの核心技術
抽象→具体変換力:「責任感が大切」ではなく「約束したことは必ずやり遂げる」という具体的な表現で語れるようになります。
エピソード展開力:自分の価値観や考えを、説得力のある体験談として展開する技術を習得します。
英語脳構築力:日本語で考えてから翻訳するプロセスを手放し、最初から英語で思考する回路を構築します。
他の英会話スクールとの違い
一般的な英会話レッスンは、フレーズの暗記や文法の復習、発音矯正に重点を置きます。
しかし、私たちのアプローチは根本的に異なります。
私たちが提供するのは「思考パターンの変革」です。
正しい英語を教えるのではなく、伝わる英語で考える技術をお教えします。
体験ベースの表現力を育て、平易な英語でも深い内容を伝えられる力を養います。
プログラム詳細
期間: 3ヶ月(全12回)
形式: 完全マンツーマン・オンライン
頻度: 週1回(90分/回)
Phase 1(1-4回目):思考パターン分析
あなたの「日本語思考の癖」を特定し、英語ネイティブの思考パターンとの違いを理解します。
基本的な「体験→表現」変換練習から始めます。
Phase 2(5-8回目):表現力再構築
抽象概念を具体エピソードで語る技術を身につけます。
相手の文化背景を考慮した表現選択と、リアルタイム思考→発話トレーニングを行います。
Phase 3(9-12回目):実践・統合
複雑なトピックでのディスカッション練習を通じて、異なる相手に合わせた表現調整技術を習得し、自然な英語での深い対話をマスターします。
受講料金
660,000円(税込)
この投資で、あなたは一生使える「思考の英語化」技術を手に入れます。
英語力そのものを変革する、他では受けられない専門プログラムです。
よくあるご質問
Q: 英語力に自信がないのですが、大丈夫ですか?
A: TOEIC 700点程度の基礎力があれば十分です。足りないのは英語力ではなく、「英語で考える技術」です。
Q: 忙しいのですが、宿題などはありますか?
A: 大量の宿題はありません。日常生活の中での「気づき」と「実践」が中心になります。
Q: 本当に3ヶ月で変わりますか?
A: 個人差はありますが、多くの方が1ヶ月目から「話し方の変化」を実感されています。
まずは60分の体験トライアルから
3ヶ月後、あなたは抽象的な話題でも自分の言葉で語り、ネイティブと対等に深い議論ができ、相手の心に響く説得力のある英語を話している——そんな「本物の上級者」になっているはずです。
まずは60分の体験トライアルで、あなたの「思考の英語化」への第一歩を踏み出してみませんか?
▶︎ まずは体験トライアルを!
英語を学んできたのに話せない。
問題は、知識ではなく“思考と英語が結びついていない”ことにあります。
「単語は知っているのに、言葉が出てこない」
「訳しながら話そうとして、途中で止まってしまう」
——それは、
語順感覚や基本的な動詞の使い方が身についておらず、
頭の中で一生懸命、英作文しているからです。
英語は、知識を積み重ねるだけでは話せません。
日本語で考えてから訳すのではなく、自然に英語で発想できるようになること。
そのための“頭の使い方”を育てることが、英会話の出発点です。
シノドス英会話では、語順・動詞・思考を軸に、
“話すための英語”を一から育てる個別コーチングを行っています。