シノドス・トークラウンジ

2021.12.29

2022年2月2日(水)開催

カーボンニュートラルを制する者が世界のマネーを制する――「啓蒙の限界プロジェクト」第5回

森川潤 NewsPicks NY支局長 ホスト:根本志保子

開催日時
2022年2月2日(水)20:00~21:30
講師
森川潤
ホスト
根本志保子
場所
Zoom【後日、アーカイブ視聴も可能です】
料金
1500円(税込)
※高校・大学・大学院生は無料です。

対象書籍

グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす

森川潤

2021年4月から始まったシノドス・トークラウンジ「啓蒙の限界プロジェクト」では、第1回「未来への分岐」(藤村コノヱさん・加藤三郎さん、環境文明21)、第2回「各家庭で求められる温暖化対策とは」(金森有子さん、国立環境研究所)、第3回「温室効果ガス実質ゼロに向けた私たちの消費生活は-シミュレーションデータはどこまで迫れるか」(井原智彦さん、東京大学)、第4回「温暖化と脱炭素化社会を考える」(江守正多さん、国立環境研究所)と議論を重ねてきました。

そこでは、私たちのライフスタイルにおける個人的な努力を超えて、すべての自動車や熱源の電化、再エネを中心としたエネルギー源の完全な脱炭素化、あらゆる箇所での徹底的な省エネなど、私たちの社会の抜本的で構造的な変容が求められていることがわかってきました。2021年のバイデン政権誕生以降、世界の気候変動政策や産業界の動きは加速しつつあります。私たちの新しい社会、産業、仕事、生活は、実際のところどのようになるのでしょうか。

第5回目は、ジャーナリストの森川潤さんをお迎えします。森川さんは2021年9月に『グリーン・ジャイアント-脱炭素ビジネスが世界経済を動かす』(文春新書)を出版されました。そのメッセージは「カーボンニュートラルを制する者が世界のマネーを制する」。森川さんは新たにエネルギー業界の盟主へと躍り出てきた企業たちを「グリーン・ジャイアント(再エネの巨人)」と呼び、2020年について「この1年間でこれまでの経済の前提を揺るがす大きなシフトが、あらゆる業界で同時多発的に動き始めている」と書いています。

再エネの中国企業、ESG投資と世界のファンドマネー、電気自動車テスラ。2021年12月にはトヨタも2030年までの30車種のEV車発売を発表しました。森川さんの言う「『未来を作る側』の企業や人物」が日本からも出るのでしょうか。トークラウンジでは、脱炭素をめぐる世界企業の潮流に迫るとともに、NYから参加される森川さんに「アメリカの今」もお聞きしたいと思います。皆様、どうぞご参加ください。

プロフィール

森川潤NewsPicks NY支局長

1981年米国生まれ。トロント大学留学、京都大学文学部卒業後、産経新聞を経て、2011年週刊ダイヤモンド、2016年にNewsPicksに参画。テクノロジー業界とともにエネルギー業界、思想カルチャーまでをカバー。2019年から副編集長、ニューヨーク支局長。米経済メディアQuartzの日本版の創刊編集長も。著書に『アップル帝国の正体』(共著、文藝春秋)、『誰が音楽を殺したか』(共著、ダイヤモンド社)など。

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