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中村寛文化人類学者

著述家/多摩美術大学准教授/英国プリマス大学Transtechnology Research共同研究員/人間学工房代表。アメリカおよび日本を当面のフィールドとして、「周縁」における暴力や社会的痛苦、それらに向き合う文化表現や反暴力の取り組みなどのテーマに取り組む。その一方で、《人間学工房》を通じて様々な分野のつくり手たちと文化運動を展開する。著書に『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015年)、編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016)、訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(テリー・ウィリアムズ&ウィリアム・コーンブルム著、大月書店、2010)。主要論文に「芸術と呪術とカルト教団――森達也『A』をめぐる寓話的手紙」(『国立新美術館研究紀要』(3)、2016)、「アーカイヴへの不満――アフリカ系アメリカ人におけるアイデンティティをめぐる闘争」(『文化人類学』(78(2)、2013年)など。人間学工房:http://www.ningengakukobo.com/ (プロフィール写真撮影者:松尾眞)