なぜ国家は戦争をするのか?――進化政治学から迫る / 「シノドス・トークラウンジ」02(9月19日)

「現代の人間の遺伝子は最後の氷河期を経験した遺伝子から事実上変わらないため、今日の政治現象は狩猟採集時代の行動様式から説明される必要がある。」

 

こうした前提から、戦争と平和、政治的意思決定、民主主義といった、政治学が扱う諸命題に刷新を迫るのが進化政治学です。まだ日本ではマイナーですが、欧米では非常に重要な潮流となっており、さまざまな成果をもたらしています。

 

この進化政治学を基盤として、近年、戦争とは人間の本性に根差したものであるという、トマス・ホッブズやハンス・モーゲンソーをはじめとした政治的現実主義の洞察がふたたび脚光を浴び、進化政治学の安全保障研究への応用が試みられています。

 

そうした潮流の中で研究を進め、その成果を『進化政治学と国際政治理論』として出版したのが、今回お招きする伊藤隆太さんです。なぜ国家は戦争するのか? 進化政治学の基本的な発想を伺いながら、国際政治理論に対して持つその射程について学びたいと思います。

 

 

伊藤隆太(いとう・りゅうた)

慶應義塾大学法学部講師(非常勤)、博士(法学)。2009年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学大学院法学研究科前期および後期博士課程修了。同大学大学院研究員および助教、日本国際問題研究所研究員を経て今に至る。海上自衛隊幹部学校で非常勤講師も務める。専門は、国際政治学、国際関係理論、政治心理学、安全保障論、インド太平洋の国際関係、外交史と多岐にわたる。

 

 

日時等の詳細

場所:Zoom

日時:9月19日14時~15時30分

料金:1100円(税込み)

申込:下記バナーをクリックし、チケットをお買い求めください。

 

 

 

知のネットワーク – S Y N O D O S –

 

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シノドス国際社会動向研究所

vol.279 

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