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さまざまな抗議行動を実践する謎の仮面集団「アノニマス」。前回の論考において著者は、アノニマスの歴史とその活動指針について論じた(詳しくは拙論『「アノニマス」の歴史とその...
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失われつつある「運動」の記憶 避けようのないひとつの物理的な時間切れを、ひりひりと肌を刺すような焦りと苛立ちのなかで感じている。戦後日本の障害者運動の現場で、文字...
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昨今、「幸福」をめぐる議論をよくみかける。「国民総幸福」を政府の目標に掲げるブータンの国王夫妻が来日したこともひとつのきっかけになっているのだろうが、政府の研究会でも経...
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激動の2011年が終わろうとしている。以下では、2011年の日本経済の重要トピックを経済政策(マクロ経済政策、成長政策、所得再分配政策)の観点から簡単に振り返りつつ、...
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2011年というあまりに多くのことがあった年を、ひとつの言葉で表現するのは難しいかもしれない。しかし、そうした出来事のなかで、原発事故と放射能汚染の問題は相当に際立って...
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『本屋は死なない』『出版社と書店はいかにして消えていくか』『出版大崩壊』『だれが「本」を殺すのか』……少し大きな書店に行けば、こんなタイトルの「本についての本」をすぐに...
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創価学会はいわずと知れた日本最大にして、独自の支持政党・公明党を生み出し、国政・地政におけるキャスティング・ボートを握るまでに育てた特異な教団である。 しかし、本書『...
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「筆者はこれから夢を語ろうと思う」。『一般意志2.0』(講談社)の冒頭に置かれたその言葉の通り、あまりにも大きく、そして未完成の「夢」が収められたこの本は、まるで将来の...
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ロシア下院選挙 2011年12月4日、ロシアで下院選挙(全議席数450を比例代表制選挙で選出)が行われた。本選挙は、2012年3月に予定されている大統領選挙の前哨...
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2011年、10月12日。今日の日本で、「尾上浩二」を5時間も「拘束」するなんて、もしかすると国益を損ねる暴挙だったかもしれない。 東京は神田、神保町の路地の一角...
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「神奈川県のやり方はグレーゾーン」? ポリオワクチンに関する議論が盛り上がっている。ことの発端は10月15日、朝日・読売・毎日新聞、およびNHKが、神奈...
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病気にかかったり、その回復期にあって保育園・幼稚園での集団保育が難しい子どもたちを一時的に預かる「病児保育」は、共働き家庭にとっては欠かせない施設。しかし日本には、その...