2013.05.20

橋下徹大阪市長「性風俗業と従軍慰安婦問題」についての発言【1】(2013年5月15日)

大阪市長・橋下徹氏ぶらさがり取材文字起こし

政治 #橋下徹#従軍慰安婦#日韓基本条約

“__mceDel” style=”font-size: 0.9em;”>そのぶん地域協定についてはパシッと改定して欲しいと。

しかも一部改訂ですよ、まずは。全部改定なんてのはそんなのは理想なんでね、まずはやれるところからやっていくっていう、そこくらいまではね、やって欲しいってことを総領事に伝えました。総領事はきいて、権限がないですから、聞いているだけでしたけど。

―― わたしの取材は海兵隊と国務省で、民間とそれと橋本市長の今月の???(聞き取れず)で、どこまで安倍政権の考えを代弁しているのかわからないけど……

いや、ぼくは安倍政権は関係ないですからね。ただ国防総省のほうにね、やっぱり誤解は、ぼくは一番ね、こうやって自分で問題提起して、自分が撒いた種ですけどね。痛切に感じたのはね、英語喋れないってことですよね。これはね、いろんな今回の問題に関してずっと議論をしていたメンバーと話をしていたときにね。英語ができないことは致命的だよって言われていたんですよね。やっぱりそうだよなって思っていました。

やっぱり英語ができたらね、ツイッターってなんだって英語で書けばいいんです。でもそれだってできない。だから誤解を受ける。でもこれは仕方ないですね。だからこれもね、ひとつ僕らの世代以降の若者にね、やっぱり世界相手にじぶんのことを伝えていこうと思えばね、英語ができる、できないってのはこれは致命的だってことは、しっかり、やっぱり次の世代に伝えていきたいし、英語ってのはやっぱりそれくらい重要ですね。

僕はね、国防総省のようにもね、法律の範囲内での風俗業って言ったら、すぐアメリカは「買春は否定する、買春はやらない」。ぼくは買春なんか言ってないんですから。アメリカ人だってその他の買春以外のね、いろんな、あの、そういうサービス業はあるわけじゃないですか。しかも政府が作れとか、米軍が作れなんて一言も言っていない。それはいまあるものをね、活用するなりなんなりして、なんとか兵士のね、性的なエネルギーってものをコントロールすることを本気になってくださいと。

やっぱりぼくがアメリカに言いたいのは、アメリカは全部、現場主義というか本人に任せちゃう。これはある意味個人主義ですよ、個人主義で、しかも自由恋愛の名のもとに、現地人との恋愛でなんとかしろって考え方なんですよ。しかしそのことによって、どれだけ現地の人たちが不幸な生活になるか、その間に生まれた子どもたちがどういう生活をしているかってこともね、これは大問題です。ぼくはある意味、セックスレイヴのね、性的奴隷以上にね、こういう問題、いろいろあると思いますよ。

現地の女性に、現地の、あの軍が、そういう施設がつくっていなかった。そういうことは、慰安婦を抱えていなかった。だけれども、現地の女性と性的なそういう交渉をもってね、そこで生まれた子どもたち、そこで現地で残された女性たち、たいへんな苦難を味わっています。そういうところを真正面からみてくださいよ。だから現地、現地でまかせるんじゃなくて、もうちょっと軍としてね、買春は駄目だってことは、アメリカの思想からわかるんです。買春は駄目にしても、何らかの方法で、性的なエネルギー、兵士の性的なエネルギーをコントロールしていくって方策を考えてくださいってぼくは伝えたんですね。

―― 今回の問題ではね、国内的にも国際的にも孤立無援だと思うんですけど、世界相手に戦い続けるつもりですか。

ぼくは、これは言い続けていくつもりです。あとは、これはメディアはどう判断するか、どう報じるか。幸いにしてアメリカ出張というものはありますし、入国を拒否されないかぎり、アメリカはそんな懐の狭い国じゃないので入国拒否はないでしょうけども、現地にいって、いま設定されているスケジュール、そのまま円滑にはいかないと思いますけどね、拒否されたら拒否されたらいいと思いますけども。とにかくアメリカに行って、またいろいろな質問を受けるってことであれば、ぼくはしっかりそれは議論させてもらいたいですね。

日本は、ぼくはなにも慰安婦制度は認めたわけじゃないけれども、もしかしたら日本の慰安婦制度ってものはものすごい特殊な制度だと思っていませんかと。性奴隷というとんでもないということを日本がやったと思っていませんかと。もちろん日本がやったことは許されないことだけれども、でもアメリカもイギリスもフランスもドイツもやっていたことなんですよ。だからといって日本を正当化するつもりはないけれども、みんな同じような立場で反省して、この問題を見ていかないといけないでしょね。

特にアメリカなんかはね、現地の女性に対して慰安婦制度は使わなかったけれども、現地の女性に対して、いろいろなことをやって、大変な苦難を味わせているんですよと。同じようなことをやったものとして、しっかりこれは受け止めて、二度とこういうことがないようにね、やらなければいけないんじゃないですか、と。ぼくはそれは女性人権とか蹂躙するつもりはないし、まさにこんなことは二度と起こさないためにね、しっかりこれはやっていきましょうと、アメリカの人たちに言いたいですね。

ただアメリカの人たちが、日本は特殊なことやったでしょと、国をあげて女性を奴隷にしたでしょということが言われたら、それは日本がやったことは悪いけれども、あなたたちも、現地の女性に対して同じことをやっているんですよと。自分のことは棚にあげるのは駄目ですよって話はね、しっかりやっていきたいですね。まあ入国拒否はないと思うのでいけるところまで言ってきますよ。

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