シノドス・トークラウンジ

2024.07.22

2024年7月31日(水)開催

【トーク】天文学者が考えるグローバリズムとユニバーサリズム

縣秀彦 ホスト:志田陽子

開催日時
2024年7月31日(水)20:00~21:30
講師
縣秀彦
ホスト
志田陽子
場所
Zoom【後日、アーカイブ動画での視聴も可能です】
料金
1500円(税込)

宇宙から地球をみる視点が社会を変える?
宇宙・天文は人々のロマンをかきたてる無限の魅力をもっています。
縣さんは、専門の研究を続けながら、宇宙といのちと社会を《知る》ことの魅力を若い世代に伝える教育活動を行ってきた、アクティブな天文学者です。「科学を文化に」、「世界を元気に」を合言葉に世界中で活動中です。また、「シノドス」の「オピニオン」にも、インタビューで登場いただいています。

「もっと身近に星空を!――長野、満天の星空の魅力に迫る」2017.06.07
https://synodos.jp/opinion/science/19871/

「夢と希望を与える天文学――天文の力で世界を平和に」2017.07.07
https://synodos.jp/opinion/science/20049/

「地球の外に生命を探せ!」2017.07.28
https://synodos.jp/opinion/info/20208/

その縣さんに、今回はトークラウンジにご登壇いただき、宇宙の魅力、天文学の魅力、いま天文学者として伝えたいことを、語っていただきます。
前半では、聞き手・志田から、日ごろ素朴に感じている宇宙の謎・疑問を出させていただいて、縣さんに語っていただきます。後半では、憲法学者と天文学者の対話として、宇宙視点・視座から現代社会の問題や未来への展望を語り合います。縣さんと志田は、このようなシンポジウムで同席したことがあるのです。

シンポジウム『天文学者と語り合う平和 戦争と大学、そして憲法』
https://youtu.be/8Q1mbWEvh5k?si=QIi8Yk5zKiMyNc_0

今、宇宙開発は、政治・経済の世界でも大いに注目されています。が、この関心が、軍事的「防衛」との関連でも注目を集めており、まっすぐに知的ロマンを愉しむだけではすまない時代になってきていることもたしかです。縣さんは、「天文研究を世界平和のために」とのコンセプトのもとに、世界で会議出席やコミュニケーター活動を続けています。宇宙を見続ける天文学者は今、地球で起こっていることをどうとらえているのか?それを聞くことで、私たちの視野が広がり、真に大切な《考えるべきこと》が、きっと見えてくると思います。

プロフィール

志田陽子憲法、言論・芸術関連法

武蔵野美術大学造形学部教授、「シノドス」編集協力者。憲法と芸術関連法を専門にしている。本稿と関連する編著図書として、『映画で学ぶ憲法』(法律文化社、2014年)、『映画で学ぶ憲法 2』(法律文化社、2022年)、『「表現の自由」の明日へ』(大月書店、2018年)がある。

この執筆者の記事

縣秀彦国立天文台 天文情報センター・准教授/普及室長

1961年長野県生まれ。信濃大町観光大使。東京学芸大大学院修了(教育学博士)。東京大学教育学部附属中・高等学校教諭等を経て1999年より国立天文台勤務。現在、天文教育研究会会長など。『面白くて眠れなくなる天文学』(PHP出版)、『地球外生命は存在する!』(幻冬舎)、『星の王子さまの天文ノート』(河出書房新社)、『オリオン座はすでに消えている?』(小学館)など多数の著作物を発表。NHKラジオ深夜便「ようこそ宇宙へ」を担当、NHK高校講座「地学基礎」にも出演中。

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