2024.12.04

“could have” で「可能性」を考える ~ 英会話の基礎知識15

いったい彼女にどんな問題があったというの?
➡ What kind of problems could she have had?
(「デスパレートな妻たち」より、スーザンがブリーに向けて)

“could have + 過去分詞” を用いて、他者の過去の行動について、可能性を指摘したり、推測したりすることができます。

They could have won if they had trained harder.
(もっと一生懸命練習していたら、彼らは勝てたかもしれない。)

Why could she have decided not to tell us the truth?
(なぜ彼女は本当のことを私たちに伝えないと決めたのだろう?)

What could she have meant by that comment?
(彼女はあのコメントで何を言いたかったのだろう?)

ほかにも、他者の行動について、「~することができたのに、しなかった」という不満や批判を表すことができます。

She could have told us earlier.
(彼女はもっと早く教えてくれることができたのに。)

あるいは、他者の選択や結果に対して、「~すればよかったのに」と残念がるニュアンスを出すこともできます。

He could have avoided the accident if he had been more careful.
(もっと注意していれば、その事故を避けられたかもしれないのに。)

“What kind of problems did she have?” が、単純に彼女がどんな問題を抱えていたのか、その内容についての事実を尋ねている表現であるのに対して、“What kind of problems could she have had?” は、彼女がどんな問題を抱えていたかは不明だが、さまざまな可能性を推測していることを表現しています。「どんな問題があった可能性があるのだろう?」というように、過去の出来事について考えをめぐらせるニュアンスです。

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