2024.12.04
“could have”の意味と使い方|英語で過去の可能性や推測を表現する方法
英語で「~だったかもしれない」「~することができたのに」といった過去の可能性や推測を表現したいとき、どのようなフレーズを使えばよいでしょうか?
その一つが “could have + 過去分詞” です。
この表現は、過去の出来事に対する推測や、実現しなかった可能性を述べる際に用いられます。
この記事では、“could have” の意味と使い方を、具体的な例文を交えてわかりやすく解説します。
“could have” の基本的な意味と使い方
“could have + 過去分詞” は、「~だったかもしれない」「~することができたのに」という意味を持つ英語表現です。
過去の出来事に対する推測や、実現しなかった可能性を述べる際に使われます。
例文:
- They could have won if they had trained harder.
もっと一生懸命練習していたら、彼らは勝てたかもしれない。 - Why could she have decided not to tell us the truth?
なぜ彼女は本当のことを私たちに伝えないと決めたのだろう? - What could she have meant by that comment?
彼女はあのコメントで何を言いたかったのだろう?
また、他者の行動について、「~することができたのに、しなかった」という不満や批判を表すこともできます。
例文:
- She could have told us earlier.
彼女はもっと早く教えてくれることができたのに。
さらに、他者の選択や結果に対して、「~すればよかったのに」と残念がるニュアンスを出すこともできます。
例文:
- He could have avoided the accident if he had been more careful.
もっと注意していれば、その事故を避けられたかもしれないのに。
ドラマのセリフで学ぶ “could have” の使い方
アメリカの人気ドラマ『デスパレートな妻たち』では、スーザンがブリーに向かって次のように言います:
What kind of problems could she have had?
彼女にどんな問題があったというの?
このセリフでは、スーザンが彼女の過去の問題について推測しています。
“could have” と “did” の違い
What kind of problems did she have?
彼女はどんな問題を抱えていたの?
この表現は、彼女が抱えていた問題の事実を尋ねています。
一方、What kind of problems could she have had? は、彼女がどんな問題を抱えていたかは不明だが、さまざまな可能性を推測していることを表現しています。
「どんな問題があった可能性があるのだろう?」というように、過去の出来事について考えをめぐらせるニュアンスです。
まとめ
“could have” は、英語で過去の可能性や推測を表現する際に非常に便利な表現です。
日常会話やビジネスシーンで、過去の出来事に対する推測や、実現しなかった可能性を述べたいときに活用できます。
このフレーズを使いこなすことで、英語での表現力が向上します。
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