人生の再出発をサッカーに懸けた男たち――『ホームレス・ワールドカップ日本代表のあきらめない力』(蛭間芳樹)他

『あのとき、この本』(平凡社)、こうの史代(漫画)、「この絵本が好き!」編集部 編

 

0歳から2歳までを対象に、赤ちゃんに語りかける絵本を届ける「こどものとも0.1.2」(福音館書店)。そこで連載されていた絵本にまつわるエッセイに、漫画家・こうの史代さんの漫画をつけて単行本化されたのがこの『あのとき、この本』だ。

 

とにかく執筆陣が豪華だ。執筆陣をみて、この本は間違いないと思い、中身もみずにポチったくらいである。くどくどとこの本の魅力を語るより、まず執筆陣をみてもらった方が、話ははやい気がする。

 

 

天野祐吉、秋山あゆ子、野口聡一、神沢利子、岸本佐知子、谷川俊太郎、五味太郎、杉山実、四元康祐、朽木祥、松谷みよ子、ねじめ正一、宮崎吾朗、松本典子、三木卓、宮下奈都、安西水丸、なだいなだ、ウィスット・ポンニミット、青山南、安野光雅、司修、最果タヒ、佐々木マキ、湯本香樹実、内田かずひろ、石川浩司、堀口順子、長嶋康郎、宇野亜喜良、しまおまほ、小林里々子、山川直人、稲葉真弓、アーサー・ビナード、恩田 陸、今江祥智、鴻池朋子、古川タク、南伸坊、志村貴子、中島京子、甲斐みのり、ミシシッピ、林 明子、岡田淳、岡崎武志、井上荒野、中脇初枝、伊藤比呂美、藤枝リュウジ、岩岡ヒサエ、堂島孝平、祖父江慎、白石ちえこ、高野文子、坂口恭平、平岡あみ、飯沢耕太郎、いしいしんじ、吉田戦車、中沢けい、藤野千夜、富安陽子、石澤彰一、森見登美彦、細谷亮太、澄川嘉彦、長田弘、鈴木理策、こうの史代(以上、71名!!)

 

 

……。これだけでもお腹いっぱいなのに、その上、こうの史代さんの4コマ漫画までつく。ゆっくりと読まなくてはと、文字数の割に時間のかかるエッセイと、じっくり味あわせるこうの史代さんの漫画。いつまでも読み終わらない。読み終えても、ついまたパラパラめくってしまう。

 

子どもの頃に好きだった絵本、大人になってから読んだ絵本、その魅力。作者による絵本が生まれるまでの経緯、家族との思い出話……。好きな作家や芸術家、漫画家の幼少期には、その人にとって特別ななにかが詰まっているような気がしてしまう。あるいは、その人の小さな頃の思い出にドキドキワクワクしながら触れられるのはやっぱり楽しい。

 

大御所から、いまをときめく作家、漫画家、芸術家などなどなど、執筆陣のひとりにでもグッと感じるものがあれば、ぜひ書店で手に取って、パラパラめくってみて欲しい。ついでに、昔好きだった絵本も一緒に買うのはいかがでしょうか?(評者・金子昂)

 

 

 

 

【編集部からのお願い】シノドスにご恵贈いただける際は、こちら https://synodos.jp/company に記載されている住所までお送りいただけますと幸いです。 

 

 

 

 

1 2
シノドス国際社会動向研究所

vol.276 

・橋本努「新型コロナウイルスとナッジ政策」
・三谷はるよ「市民活動をめぐる“3つの事実”――「ボランティア」とは誰なのか?」
・五十嵐泰正「『上野新論』――「都市の時代」が危機を迎えたなかで」
・倉橋耕平「メディア論の問いを磨く――言論を読み解く視座として」
・山田剛士「搾取される研究者たち」
・平井和也「コロナ情勢下における香港と台湾に対する中国の圧力」