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絶対的な「安全保障」は存在しない 「安全保障」を論じることは容易ではない。言葉自体が持つ多義性ゆえである。これは英語のsecurityを訳したものだが、基本的には「危...
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1.はじめに:南西諸島をとりまく状況と国民保護 2013年に制定された「国家安全保障戦略」では、日本をめぐる安全保障環境について「我が国の安全保障をめぐる環境が一...
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筆者は以前に、『深まる社会民主主義のジレンマ』というタイトルで、近年のヨーロッパ各国における社会民主主義政党の状況について考える論考を寄稿した(2019年3月26日公開...
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国民保護法とは テロや戦争に直面してしまった際に、少しでも被害を抑えることを目的とした法律が存在する。2004年に成立した国民保護法である。2017年に北朝鮮から...
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はじめにコロナウイルスが世界を席巻するなかで、この災禍が国家や社会のあり方にどのような影響を与えているのかについて、色々な意見が出されている。多くの論者は、このコロナ禍に...
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「表現の自由」擁護論者が「自粛」を呼びかける理由この原稿を執筆している最中の4月6日夕方に、「明日(4月7日)、緊急事態宣言を発令する」との発表があった。今、世界中が新型...
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サイバーセキュリティ分野で「プリズム(PRISM)」といえば、エドワード・スノーデン(Edward Snowden)の暴露によって明白となった米国家安全保障局(Natio...
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“Security”と「安全保障」安全保障――。この言葉は、あなたに何を想起させ、どのような感情を抱かせるだろうか。「安全保障」という言葉は、戦後日本の政治と言論界をざわ...
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2020年は、米国によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害というきな臭いニュースとともに幕を開けた。年末も、北朝鮮がいつ「クリスマス・プレゼント」を突きつけてくるかと...
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日本にリベラルは存在するのか? 「自民党には入れたくないけど、かといって他に入れたい政党は無いなぁ……」 選挙で投票する時、こんな風に感じたことのある人もいるのでは...
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ポピュリズム伸長と社民の衰退 西欧各国の社民政党が大きなダメージを受けている。 2017年から2018年は、英EU離脱と米トランプ大統領誕生があったこともあ...
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広島への原爆投下は戦後日本の歴史そのものであるし、また、その逆も真といえる。原爆投下をいかに記憶するかをめぐっては、つねに再考され、そして修正されてきた。原爆投下をめぐる...