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「成熟と喪失」から約半世紀、日本の「母」は今 小劇場演劇の中の「母」が気になりだしたのはいつからだろう。 演劇は目の前に人間の身体があるというのが他ジャンルにな...
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1960年代、「早稲田小劇場」で日本の演劇の潮流を変え、1976年に富山県利賀村に移ってからは、世界とダイレクトに結び合いながら活動してきた鈴木忠志氏。今夏に開催された...
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大学の講義で現代の部落問題について話すと、「まだ差別がなくなっていないことに驚いた」、「昔の話だと思っていた」、「もう差別などないと思う」、「高齢者は差別するかもしれな...
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どうして京都に移ったんですか? 2年前に東京から横浜に引っ越したのだが、「どうして横浜に移ったんですか?」とよく訊かれるので、その都度、思い付いた理由を答えている...
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2つの「吉田」問題 このところ、朝日新聞への批判が強まっている。きっかけとなったのは、いわゆる従軍慰安婦問題に関するいわゆる「吉田証言」と、福島第一原子力発電所事...
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常々思うが、演劇というのは、そんなに、面白いものではない。映画に比べて高い(東京だと2千円ぐらいから)のに、クオリティの保証はない。特に、私がよく見る小劇場演劇ときたら...
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「平和の祭典」としてのオリンピック 音楽は国境を越える、と私たちはしばしば語る。たとえ言葉が通じなくても、美しいメロディーや心を弾ませるリズムを楽しむのは万国共通...
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忘れられた病棟がある。 この病棟には、たとえばこんな人々が強制的に送られてくる。精神の疾患が悪化して行動のコントロールが難しいまま傷害致死などの事件におよび、不起訴や...
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「グラッときたら」 「火の始末」と答える人はほとんどが40代以上、「おはし(おかし)」や「おはしも(おかしも)」の約束が頭に浮かぶ人は、30代前半以下の方だろう。...
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2013年5月に起こった、大阪市の小学校体罰事件。校内にナイフを持ちこんだ生徒を校長が叩き、戒告処分となった。事件から1年あまりを経て、本校長が初めて口にする、児童を叩...
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各地で芸術祭の開催が相次いでいる。地域や規模、扱うアートのジャンルなどはさまざまだが、必ず考えなければならないのは「フェスティバルと街(地域)との関係をいかに築いていく...
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ニュースサイトや書籍にデータやグラフが掲載されていても、読み方がよくわからないから解説しか読まない。違和感を覚えるものの、データが載っているので、とりあえず納得しておく...