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いま、日本各地のNPOや各種有志団体のなかには、この閉塞的な世相の闇に喰われまいと揺らめく蝋燭のように、小さな明かりを灯し続ける人たちがいる。「使命感と疲労感」、「張り...
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8月10日、消費増税法案を含む「税と社会保障の一体改革」関連法案が、参議院本会議で民主・自民・公明など与野党各党の賛成多数で可決され、成立した。各法案についての解説や評...
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障害者と健常者が自然に混ざる社会を目指して、ファッションの現場から活動を行っているネクスタイド・エヴォリューション代表の須藤シンジさん(49)。「ピープル・デザイン」と...
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日本の母子世帯の貧困率は50%以上とOECD諸国の中でも突出して高い。その理由の一つとして、離別した父親からの養育費の受け取りが少ないという問題がある。日本の母子世帯の...
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「苦しいこと」と「苦しみ」の違い 昨年(2011年)秋、5日間という短い会期ながらも、静かに熱い、不思議な感動に包まれたアート展が開催されていた。東京精神科病院協...
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「生保」といえば「生命保険」。「生命保険」といえば、万が一の備えですね。しかし、ここでお話ししたい「生保」が「生活保護」だとしたら、どうでしょう?ご自身にとって、万が一...
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(*本稿では、現在「差別用語」とされている表現を、資料・記録の記述に即し、変更をせずに使用しています) 介助者の40代の男性が、「新田さん」の電動車いすの横で正座...
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報酬改定のうんざり感 かつて働いていた会社では、「1円稟議」というルールがありました。事業拠点で購入するものは1円以上すべて稟議書を必要とするというものです。コス...
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問題とは、あるべき姿と現実との落差の間にこそ、捉えられるべきものであるはずだ。あるべき姿を見失って、現実と問題だけを見ていても、何も生産的な議論は生まれてこない。これは...
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社会的入院削減と訪問看護 本来、医療的に入院の必要がないのにも関わらず、食事、金銭、家族関係など、生活的、社会的な問題から家に退院できない老人が、行き場なく長期入...
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この間、社会保障改革をめぐって報道される政府の考え方は、以下のように聞こえる。 「高齢化で社会保障支出(年金と医療費)の増大に歯止めがかかりません。なのでいいかげ...
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「社会保障と税の一体改革」に関する報道が増えてきた。といっても、野田総理大臣の「ネバー、ネバー、ネバー、ネバー・ギブアップ」発言に象徴されるように、「消費税増税の意気込...