シノドス・トークラウンジ

2020.11.29

2020年12月17日(木)開催

東アジア共同体は、いかにして可能か――嵯峨隆『アジア主義全史』に学ぶ

嵯峨隆 ホスト:橋本努

開催日時
2020年12月17日(木)20:00~21:30
ゲスト
嵯峨隆
ホスト
橋本努
場所
Zoom
料金
1100円(税込)
※高校・大学・大学院生は無料です。

対象書籍

アジア主義全史

嵯峨 隆

日本と中国と韓国の三か国で、EUのような新しい国際共同体を作ることは可能でしょうか。「東アジア共同体」を新たに作ることは可能でしょうか。

先日のシノドス・トークラウンジでは、現代中国を代表する思想家、許紀霖(きょ・きりん)が、『普遍的価値を求める 中国現代思想の新潮流』(法政大学出版局)』で「東アジア共同体」を提唱していることを知りました。ではこの共同体をどのように具体化すべきなのか。50年先の話になるかもしれませんが、私たちシノドスは、東アジアで「知」の共同体を作り、いまから議論と交流をはじめることが必要であると考えます。

そのための企画(第一弾)として、今回、嵯峨隆先生にご登壇いただき、近著『アジア主義全史』についてトークします。本書はアジア共生に向けて、私たちが前提として押さえるべき思想史の決定版です。とても豊かな内容です。

もともとアジア主義は、日本では江戸中期から明治期にかけて、西洋の列強諸国に対抗するための理念として語られました。日本はその後、大東亜共栄圏を築きますが、これは思想的には脱亜論であって、アジア主義ではなかったというのが本書の主張です。では私たちは、新たにどんなアジア主義を掲げることができるのでしょう。現代の諸構想についても、議論します。

プロフィール

嵯峨隆

1952年生まれ。静岡県立大学名誉教授。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。専門は中国政治史、政治思想史。著書に『近代中国アナキズムの研究』(研文出版、一九九四年)、『アジア主義と近代日中の思想史的交錯』(慶応義塾大学出版会、2016)など。

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