シノドス・トークラウンジ

2021.07.20

2021年8月2日(月)開催

部活動の実態を「見える化」する――『部活動の社会学』

内田良 教育社会学 ホスト:大竹裕章(岩波書店)

開催日時
2021年8月2日(月)20:00~21:30
ゲスト
内田良
ホスト
大竹裕章(岩波書店)
場所
Zoom
料金
1100円(税込)
※高校・大学・大学院生は無料です。

対象書籍

部活動の社会学――学校の文化・教師の働き方

内田 良(編)

多くの生徒が中学・高校で参加し、スポーツや文化活動に親しむ機会である部活動。この数年、教師の働き方が社会問題化されるなかで、部活動も主要な論点となってきました。世界的に見ても長い教師の労働時間の大きな要因であり、顧問教師に対価が支払われないという制度的な問題もあって、教育関係者の枠を越えて「部活動問題」は広まりつつあります。

他方、アカデミックな領域ではどうでしょうか。教師・子どもが部活動に関わる時間の長さに比して、学術的な研究はまだまだ多くありません。ときに正規の授業よりも大きな影響を与えうる部活動ですが、教科教育の研究に比べて部活動研究の数は圧倒的に少ないと言えます。部活動への問題関心が高まるなか、実態解明や改善のためにも、部活動に関する研究は今後さらに必要になってきます。

こうした意識から、内田良氏らが刊行した新著『部活動の社会学』では、独自に設計した大規模調査をもとに、部活動をめぐる実態や教師の意識をはじめて明らかにしています。「なぜ過熱が起こるのか」「どの年代に顧問負担が集中するのか」「ジェンダーや家族構成で負担の違いは生じるか」といった疑問から、データをもとに部活動の現状を鋭く示して「見える化」しています。

今回のシノドス・トークラウンジでは、これまで部活動に関する議論を牽引してこられ、『部活動の社会学』編者でもある内田良氏をお迎えして、学校と部活動について考えます。学校現場の先生方、学校教育や部活動に関心のある方、部活動研究に関心のある学生の方、どなたも大歓迎です。

プロフィール

内田良教育社会学

名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。スポーツ事故、組み体操事故、「体罰」、教員の部活動負担や長時間労働などの「学校リスク」について広く情報発信している。ヤフーオーサーアワード2015受賞。著書に『ブラック部活動』(東洋館出版社)、『教育という病』(光文社新書)、『柔道事故』(河出書房新社)、『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社、日本教育社会学会奨賞受賞)、編著に『教師のブラック残業』(学陽書房)ほか多数。

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