シノドス・トークラウンジ

2021.07.20

2021年8月6日(金)開催

アカデミアの外に知を求めて――独立人類学者 磯野真穂さんに聞く

磯野真穂 文化人類学 ホスト:三牧聖子

開催日時
2021年8月6日(金)20:00~21:30
ゲスト
磯野真穂
ホスト
三牧聖子
場所
Zoom
料金
1100円(税込)
※高校・大学・大学院生は無料です。

対象書籍

急に具合が悪くなる

宮野 真生子/磯野 真穂

「人がわからない未来を前にどう生きるか」をテーマに研究を進めてきた文化人類学者の磯野真穂さん。闘病を続ける哲学者の宮野真生子さんとの往復書簡を通じて、病と死、生きることの意味を問うた『急に具合が悪くなる』(2019)は、コロナ禍のなかで改めて多くのひとびとに愛され、海も渡りました。

磯野さんは、大学で教鞭をとっていた時代から、大学という枠を超えて、学ぶ意欲を持つさまざまなひとびとたちとのつながりを育み、彼ら彼女たちに知を届ける試みを続けてきました。2018年、「当たり前を脱ぎ捨てよう」をテーマに、身体と社会の関わりを探るメディア「からだのシューレ」を発足。次第に、知の受け手と担い手が大学に集中している現状に疑問を持つようになりました。そして1年前、新しい知の可能性を求めて独立。新しい学びのあり方を探るメディアFILTRの立ち上げに関わりました。磯野さんの模索や工夫がさまざまにこめられたFILTRの講座「他者と関わる」「聞く力を伸ばす」は毎回大人気となり、現在、独立文化人類学者の肩書きで、多様なメディアに活躍の場を広げています。

今回のトークラウンジでは、『急に具合が悪くなる』を中心に、『ダイエット幻想』、『医療者が語る答えなき世界』、『なぜふつうに食べられないのか』など、不確実な世界を生きる人間にさまざまな光を当ててきた磯野さんの歴代著作を振り返りながら、からだのシューレ、FILTRの試みなど、アカデミアの外にある知の可能性について、お話しをお伺いし、ともに知の未来を考えたいと思います。

プロフィール

磯野真穂文化人類学

国際医療福祉大学大学院講師(博士【文学】)。文化人類学者。1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。2003年、オレゴン州立大学応用人類学修士課程修了(修士【応用人類学】)。2010年、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。早稲田大学文化構想学部助教を経て現職。2000年より拒食・過食についての研究をはじめ、シンガポールと日本でフィールドワークをおこなう。現在は主に現役の医療者に向け文化人類学を教える傍ら、医療現場でのフィールドワークを続けている。一般に向けた企画である、「一億総やせたい社会を考える人類学ワークショップ・からだのシューレ」の主催者の一人。著書に『なぜふつうに食べられないのか―拒食と過食の文化人類学』(2015、春秋社)

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