2016.10.04
日本における里親制度の現状と課題とは
2016年4月4日、20の自治体と13の民間団体が協力し、親元で暮らせない子どもたちを家庭的な環境で育てるために養子縁組や里親への委託を推進する協議会を発足させた。現在、厚生労働省によると、親元で暮らせない子どもたちは全国でおよそ46,000人存在している。今回は、日本の里親制度の現状と課題、今後の政策について専門家とともに考える。 2016年04月08日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「日本の里親制度〜その現状と課題」より抄録(構成/畠山美香)
■ 荻上チキ・Session22とは
TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホームページはこちら → http://www.tbsradio.jp/ss954/
養子と里親の違い
荻上 今日のスタジオゲストをご紹介いたします。日本社会事業大学准教授の宮島清さんと、NPO法人キーアセットのマネージャーの榑沼あづささんです。よろしくお願いします。
宮島・榑沼 よろしくお願いします。
荻上 そして、のちほど漫画家の古泉智浩さんにもお電話で登場していただき、実際に里親になった立場からお話を伺いたいと思います。
さて、宮島さんは大学でどのようなお仕事に携わっているのでしょうか。
宮島 私はもともと児童相談所や県庁で児童福祉の仕事をしていたのですが、現在は実務に携わっている方々が通う専門職大学院で教員をしています。 大学院では、児童相談所司の方や児童養護施設の職員の方、スクールソーシャルワーカーの方、生活保護の担当者などが学んでおります。30代 から50代の方、年齢の高い方ですと60を超える方もいらっしゃいます。
荻上 現場を知っている方が学習の機会を得て、幅広い視野から色んな仕事に携わりたいという方が学んでいるのですね。 榑沼さんはどのような活動をされているのでしょうか。
榑沼 私たちキーアセットは、本部がイギリスにあり世界の約11ヶ国で養育里親や養育里親家庭の支援をしています。日本では、大阪府、堺市、川崎市、東京都から里親支援機関事業を受託して里親家庭さんの支援を行っている民間組織です。
里親支援事業や自治体によって異なることはありますが、キーアセットでは里親制度についての地域での普及啓発といったリクルート活動を始め、里親になりたいという方に面接や研修を実施したり子どもが委託された後の養育家庭へのサポートをしたりします。
荻上 「キーアセット」という名前は、どのような意味が込められているのですか。
榑沼 アセット=資産という意味です。資産ははぐくまなければならないものであり、私たちにとってもっとも大事な資産は子どもです。その資産をはぐくむための鍵(キー)となるのは家庭である、と私たちは考えます。そうした思いを込めて「キーアセット」と名付けました。
荻上 ここで、リスナーから質問がきています。
「外国では著名な方が複数人の子どもを養子として育てているという話を聞いたことがあるのですが、養子と里親の法律上の違いを教えてください。また、日本では里親制度が普及しないのは、日本人の特性によるのか、それとも制度に問題があるのか知りたいです。」
宮島 養子も里親も実際に血の繋がりのない子どもを育てるという面では同じです。しかし、養子は民法上で親子関係を結びますが、里親は児童福祉法に基づいて養育します。
日本では、養子というと家を継承する、財産を引き継ぐために法律上の親子関係を結ぶという意味で捉えられてきました。なので、今まで養子制度は「子どもをもらう」というイメージだったんです。しかし、本来は、養子制度も里親制度も親が子どもを育てられないときに家庭に迎い入れるものです。「子どものための制度」であることを強調しておきたいと思います。
荻上 養子と里親の法律上の違いによって影響はあるのでしょうか。
宮島 里親制度では法律上の親の地位には変化が生じません。里親制度の場合は、福祉の援護として生みの親が子どもを育てられるようになるまで里親に託すという都道府県知事の措置が行われます。里親はこれに基づいて子どもを家庭に迎えることになります。
榑沼 養子制度の場合は法律上、家族を作っていくという関係ができていきます。里親の場合は、子どものニーズに基づいて必要な期間里親がケアを提供していくという違いから、養子と里親は異なります。
荻上 養子と里親の主旨の違いがあるということですね。
宮島 日本では、里親制度でも、長い間養育して子どもを育て上げることが多いのですが、親御さんが入院する期間だけ養育するというような短期の委託というものもあります。
荻上 養子と里親は全く違うものとして区別できるものではなく、重なる点もありますね。
宮島 親子関係というのは3つの要素から成っています。1つ目は生物学的な親子関係、2つ目は法律上の親子関係、3つ目は実際に暮らす中での絆の深さの関係です。しかし、現状では血縁関係や法律関係だけが着目されやすくなっています。
荻上 子どもはどういう理由で里親を必要とするのでしょうか。
榑沼 虐待であったり、ネグレクトで親が適切な養育を提供できないということが1つの理由です。あと、親の病気や経済的な理由で家庭では暮らせず、一時的に養育家庭を必要とする場合もあります。
荻上 里親制度や養子縁組制度の他にも子どもたちが支援を受ける選択肢はあるのでしょうか。
榑沼 社会的養護を必要とする子どもたちへのケアを担っているのは、今の日本では家庭養護の他に乳児院や児童養護施設などの施設養護があります。
社会的養護の必要性
荻上 社会的養護を必要とする子どもは日本ではどのくらいいるのでしょうか。
榑沼 およそ46,000人の子どもたちが社会的養護を必要としていると言われています。
荻上 実際にその中で里親に預けられる子どもはどれくらいいるのでしょうか。
榑沼 全体でおよそ15%の子どもたちは里親家庭、その他の子どもたちは児童養護施設や乳児院に預けられます。
荻上 この里親に預けられる割合について、どのようにお考えでしょうか。
宮島 社会的養護は子どもたちのニーズに沿って提供されるべきであると思います。特に、子ども時代の全てを施設で過ごすというような長期入所が多い状況は変えていかなければならないと考えます。例えば、赤ちゃんや2〜3歳の時に施設に預けられて成人するまでずっと施設で暮らす。このような例がこの国では多いのです。このような場合には、同じ施設にいても、施設内の養育者は、退職などで何度も変わることになります。子どものことを考えれば、職員の方も早く里親委託をさせてあげたいと望んでいるというのが現状です。
日本における里親制度の普及
荻上 日本においても里親制度が普及しない現状についてどうお考えでしょうか。
宮島 日本では血縁関係を重視しすぎるために、里親制度が普及しないのだという海外の研究者からの指摘があります。西欧社会ではキリスト教を基盤としたボランタリズムがあるため、血縁関係にこだわらずに里親制度が普及したという言われ方もあります。
しかし、歴史を見てみると、日本で里親制度が成立した昭和20年代の終わりには里親養育の割合が20%に達していたことがわかります。その後、30年代になって右肩下がりになって行きます。この現象を見ると必ずしも日本人の考え方や文化などから違いが生じたというような話ではなく、制度の運用についての問題や現場の在り方に課題があったのだろうと思います。
榑沼 アメリカで里親制度が普及しているのは、日本よりも里親をしている方が身の周りに多く存在しているというのが1つの理由です。そのため、里親制度の現状を身近で知りやすいという環境があります。また、里親をしている人が里親をした体験を周りに口コミすることによって、里親に関わるきっかけづくりをしていることが理由にあると思います。
荻上 里親などの多様な家族像が目に見える形で存在していることが理由にあるのですね。もともと高くなかった諸外国の里親率が高くなった事例はあるのでしょうか。
宮島 50年代頃から70年代頃まで大規模な児童養護施設を無くして行く動きがありました。しかし、それには負の歴史もありました。『オレンジと太陽』という史実を描いた映画も作られています。
大規模施設を無くして行く陰で、イギリスで施設に預けられていた子どもたちをオーストラリアの児童養護施設に送っていたということがあったということです。このことが明らかになり、当事者とソーシャルワーカーが人生を取りもどす運動を起こしています。
こういったこともあってのことだということを踏まえておかなければなりませんが、里親委託を増やしていく取り組みが計画的に進められてきたのです。
荻上 イギリスやオーストラリアは、7割から9割という里親委託の比率が高い国ですが、子どもにとってのニーズを重視して変化したということでしょうか。
宮島 社会的養護の目的は、子どもに信頼できる家庭、特定の大人との愛着を与えることなのだということが理解され、これを優先することが政策目標に位置付けられました。そうして、こういった考え方が一般化することが、児童福祉の政策を変えていったといえます。
里親になるまでの過程
荻上 実際に里親になる場合にはどのような手続きを経ているのでしょうか。
榑沼 はじめは、最寄りの児童相談所などで相談をしてもらいます。そこから、面接を通してどうして里親になりたいのかなどの質問をおこないます。その後、認定前の研修を通して実習を受けてもらいます。最終的に自治体による家庭訪問調査、審査を経て里親の登録をする形になります。
荻上 面接では具体的にどのようなことが聞かれたりするのでしょうか。
榑沼 やはりなぜ里親になりたいかということについて時間をかけて話を聞いていきます。また、里親になる方自身の子どもの頃の家庭環境、社会人の経験のお話なども伺います。なかなか子どもを作ることができなかった方には不妊治療のお話をしてもらい、それを通して今後どういった里親になりたいかなどのお話をします。
荻上 研修ではどのようなことをするのですか?
榑沼 自治体によって若干の差はありますが、例えばキーアセットの研修では簡単な事例を紹介して子どもを預かる上での対応について参加者同士が話し合う、その中で様々な気づきや学びを体験してもらうというやり方も一つの方法として行っています。子どもを産む人にとっても親になるまでの準備期間がありますので、里親の場合も安心して里親として活動するための準備期間を用意しています。
荻上 実習では具体的にどのようなプログラムがあるのですか?
榑沼 里親になりたい方が実際に乳児院や児童養護施設で1日から2日、多くて5日間くらい日中の生活を共にしていただきます。その中で、里親が子どもに対してどのように対応すればよいのか、研修を踏まえて実習で体験していただきます。
荻上 育児に携わるということを学び、体験してもらうということですね。その後の調査と審査はどのようなことをするのでしょうか。
榑沼 児童相談所の職員の方が家庭訪問調査や審査をします。家庭訪問を通して、里親になることへの意思の再確認や、預けられた子どもが今後どういった環境で育っていくのかということを調査します。
審査は、自治体の児童福祉審議会等の方々が里親さんの研修や実習での様子をまとめた報告書もとに、里親になってもらうかどうかを検討します。
荻上 審査をして里親になるときは児童相談所側から子どもとの相性を決めていくのですか。それとも里親側から決めていくのでしょうか。
榑沼 「審査」というのは認定、登録をするかどうかという審査です。なので、まだ子どもを委託するかどうかの段階ではありません。 登録されると、子どもとのマッチングが考えられます。児童相談所や施設の方が子どものニーズを細かく検討した上で、里親と子どもを決めていくのです。
宮島 里親になる側としては、「子どもを預かる」というより「一人の人間を家族メンバーとして迎え入れる」という視点を持つことが大事だと思います。その点をあらかじめ実習を通じて考えていただくことが重要だと考えています。
里親になった経験から
荻上 さて、ここからは実際に里親となって子どもを育てている方にお電話でお話を伺っていきます。昨年、出版された『うちの子になりなよ』(イースト・プレス社)で里親になった経験をつづった、漫画家の古泉智浩さんです。よろしくお願いします。
古泉 よろしくお願いします。
荻上 古泉さんはどのようなきっかけで里親という選択肢を考えたのでしょうか。
古泉 以前から子どもが欲しいと思っていて、不妊治療に6年ほど取り組んでいました。治療の他にも占いやパワースポット巡りなどオカルトにも手を出してしまっていて、合計で600万円くらい費やしましたが、なかなか子どもはできなかったんです。
そんなとき、テレビのドキュメンタリー番組で、愛知県や熊本県の赤ちゃんポストが特集されているのをみて、「これいいな」と思いました。
それで家族と相談して、これ以上お金を費やしてもどうにもならない、とにかく一秒でも早く子どもと生活がしたい、という思いを伝えました。はじめは母も苦い顔をしましたし、妻も自分の子どもを諦めたくないという思いがあり、あまり乗り気ではありませんでした。
でもその後、妻と一緒に里親研修に通うようになり、里親体験者さんのお話を聞いたり、施設研修で子どもたちと触れ合ったりする過程で、気持ちに変化があったみたいです。
とくに、施設に行くと子どもたちがすごくなついてくれるんです。それがあまりに楽しくて。もう、この子たちを連れて帰りたい!とその場で思うくらいでした。
荻上 養子縁組という選択肢も考えたりされましたか。
古泉 当初はそちらの方を希望していました。ただ、養子縁組だとマッチングに時間がかかると思ったので、両方に登録しました。とにかく一刻もはやく子どもと生活したい、子どもがいないのが耐えられないくらい追い込まれていたんです。
それに、研修で聞く里親体験者さんのお話もすばらしくて、本当に良い親子関係だなあと思うようにもなりました。
荻上 古泉さんの場合は、里親になるまでにどのような研修や面接を経験されたのですか。
古泉 研修では主に里親制度について説明を受けました。また養育里親の希望であれば、実習として児童養護施設に行き、小学校低学年の子どもと二日間、一緒に過ごすということがありました。そのときはただ一緒に遊んだだけでしたね。
荻上 子どもに触れたこともない方も中にはいらっしゃるでしょうから、事前にそうした経験もしておくことも重要なのでしょうね。その後の審査などはいかがでしたか。
古泉 前年の確定申告を提出したり、家に来ていただいて間取りを見ていただいたりしました。そして審査を経て里親登録が完了したのですが、僕らの場合は研修が終わった途端、「子どもを預かっていただけませんか」という打診をいただいたんです。
当初は里親の認定式というものを数ヶ月後に行う予定でしたが、それよりも前の緊急の案件ということだったので、本当にびっくりしました。それも、また生まれたばかりの赤ちゃんで。僕はてっきり、3、4才くらいの子どもかなあと思っていたので、驚きました。
荻上 実際にお子さんと会ってみて、いかがでしたか。
古泉 すごく眩しくて、目が潰れるかと思いました。うちにスーパースターがやってきた!というような気持ちです。妻も母も、一目みてメロメロになっていましたね。
その後も里親らしい戸惑いなどは全くありませんでした。それより夜泣きがすごいとか、夜3時間くらいおきにミルクをあげないといけないとか、通常の育児の大変さを実感しています。
荻上 里親同士の交流などもあるのですか。
古泉 毎月定例で「里親会」があり、そこでは里親の先輩方と一緒に日々の出来事や悩みを共有しあっています。
話を聞いていると、とくに思春期のお子さんを預かっていらっしゃる里親さんは大変そうです。「お前なんか親じゃない!」というような反発もあるみたいですね。
荻上 なるほど。そうした中で、里親の支援制度についてはどのようにお感じになっていますか。
古泉 僕らの住む自治体の職員の方は、ものすごく手厚く支援してくれました。とくに、乳幼児ですと最初の段取りが全然わからないので、予防接種を打つ際に病院まで来てくださって手続きを全部してくれるんです。忙しいのにいいのかな? というくらい至れり尽くせりでした。
荻上 そのようなサポートをしてくれるケースもあるんですね。古泉さんは、将来的にお子さんとどういった関係を築きたいとお考えですか。
古泉 うちは養育里親なのですが、将来的には養子縁組を希望しています。なによりも楽しい親子関係を築いて、ヤンキーにならないように育てていきたいなと思っています。
荻上 古泉さん、ありがとうございました。
今の古泉さんの場合は、里親の登録直後に緊急で子どもを迎え入れたということでしたが、逆に、登録をしたのになかなか里親になれないというケースもあるのでしょうか。
榑沼 里親になるまでの期間はさまざまです。施設ではなく里親家庭をすぐに必要とする子どもがいますので、その日のうちに里親に預けるという場合もあることも考えると、子どもの緊急度によっても異なります。
時間が経っていくと登録されている里親さんも家庭環境が変わってくる場合もあります。その時に、子どもの委託の話があったとしても流れてしまうケースはあるかもしれません。
里親制度の普及
荻上 ここ10年ほどで日本においての里親委託の数は倍近くなっているというお話がありますが、どうしてでしょうか。
宮島 やはり自治体の取り組みがかわって来たことが大きいのではないでしょうか。里親委託が多い自治体では専門職を早い段階から配置して里親制度について理解している方が里親になりたい方に寄り添って取り組んでいます。
しかし、まだまだ日本においては里親の数が足りていない現状があります。実際に子どもたちのニーズはさまざまですから、里親になる方もそれに応じられるように増えていかなければ里親委託は進みません。
荻上 日本において現在里親の登録者数がどれくらいいるのでしょうか。
宮島 約1万世帯ほど登録されています。
荻上 より多く里親を増やすためには各自治体の啓発や実習が必要ということですね。
宮島 啓発や実習も重要ですが、一番大事なのは口コミだと思います。あとは子どもを実際に預かって子どもが幸せになれるということを目に見える形にしていくことだと思います。
荻上 里親になる条件というのはあるのでしょうか。
宮島 収入が高ければよいということではないのですが、生活が安定しているかどうかは大切です。家庭内のコミュニケーションが取れているか、里親の健康状態も重要になっていきます。国の制度上は単身者でも認められていますが、自治体によっては2人以上の大人がいなければいけないという条件を求めています。いずれにしても、1人の大人で子どもを見ながら生活を成り立たせていくことは大変なことですので、登録の条件だけではなく、個々の里親へ子どもの委託が可能かどうかについて個別に審査されます。
制度に対する認知と信頼構築
荻上 これからの里親制度の課題についてどのようにお考えでしょうか。
榑沼 里親家庭をサポートする中で大事なことは、支援をする側の専門職がしっかりと里親家庭との間に信頼関係を構築することです。また、支援者は部分的に関わるのではなく最初から最後まで責任を持って里親家庭をサポートしていく、こういったことが重要になってくるのではないでしょうか。
宮島 国民の方に社会的養護の必要性を理解していただくために、里親制度や養子縁組制度をこの国の児童福祉政策の中心に置いていくことが重要だと思います。現在、児童福祉法の改正案が国会に提出されていますし、議員立法で養子縁組のあっせんに関する法律を作るという動きもあります。 この国の政策においては、子どもと家族の福祉に投入している人材や資金の量が極めて少ないので、今後国民の皆さんにこの政策の動きについて注目していただきたいと思います。
荻上 より広く、里親制度への理解と認知が広まるよう、さまざまな取り組みが必要だとわかりました。ありがとうごさいました。
プロフィール
宮島清
1959年生まれ。明治学院大学社会福祉学科卒業。現在、日本社会事業大学専門職大学院准教授。専門は、子ども家庭福祉とソーシャルワーク。特に児童虐待が発生した家族・援助を必要とする家族への支援、里親養育や児童福祉施設の援助とその仕組み関することに取り組む。編著書に、明石書店「里親と子ども」第1号~10号、福村出版「里親養育と里親支援ソーシャルワーク」、社会保険研究所「子ども虐待の理解と家族支援‥児童虐待事例に学ぶ」‥ブックレット・シリーズ「日本社会事業大学 専門社会福祉講座」Ⅶなど。
古泉智浩
新潟市在住 69年生まれ 漫画家
子供が自由自在にドアノブを開けるようになってしまったため、
榑沼あづさ
長野県松本市出身。子どもの頃から開発途上国の問題や施設で暮らす子どもたちに関心を持つ。6年間社会人を経験した後に青年海外協力隊に参加し、エジプトはカイロにてストリート・チルドレン支援に2年間携わる。その後米国にて社会福祉学を学び修士号を取得。里親制度や養子縁組制度を中心に勉学や実習に励み、卒業後はニューヨークにあるフォスタリング・エージェンシーのソーシャルワーカーとして勤務。2013年に帰国後は、都内の子ども家庭支援センター勤務を経て、2014年よりキーアセットの関東マネージャーとして現在活躍中。
荻上チキ
「ブラック校則をなくそう! プロジェクト」スーパーバイザー。著書に『ウェブ炎上』(ちくま新書)、『未来をつくる権利』(NHKブックス)、『災害支援手帖』(木楽舎)、『日本の大問題』(ダイヤモンド社)、『彼女たちの売春(ワリキリ)』(新潮文庫)、『ネットいじめ』『いじめを生む教室』(以上、PHP新書)ほか、共著に『いじめの直し方』(朝日新聞出版)、『夜の経済学』(扶桑社)ほか多数。TBSラジオ「荻上チキ Session-22」メインパーソナリティ。同番組にて2015年ギャラクシー賞(ラジオ部門DJ賞)、2016年にギャラクシー賞(ラジオ部門大賞)を受賞。