2016.06.07

中学生の「偽装数学嫌い」を見破り、救出する

守一雄・内田昭利

教育 #中学生#集団式潜在連想テスト#偽装数学嫌い

アンケート調査の問題点

中学教師:ちょっと、(授業の前に市の教育委員会から頼まれた)アンケートをやってくれ。ささっと、答えてくれていいから。

生徒A:えー、また? ねえ、これ先生も見るの?

教師:見ない見ない。だから、正直に答えるんだぞ。

生徒A:(そんなこと言って、見るくせに。)

中学校などでは、生徒の実態をつかむために、アンケートを実施することがある。教育委員会からの指示であったり、学校教育の研究をしている全国の大学研究者からの依頼であったり、あるいは、校内で起こった問題に対する調査として学校自らが行うものもある。

誰でも簡単に実施できるものであるため、依頼する方も気軽に実施を要請してくる。こうしたアンケートは回答者が正直に質問に答えることを暗黙の前提にしている。少しくらい答えにくいものであったとしても、匿名で回答させれば、本音を答えてくれるだろうと考えているようである。

しかし、中学生にもなれば、このアンケートを誰が見るのか、などを考えずに回答するはずがない。生徒が無邪気に本心を回答してくれると考えるのはあまりに虫のいい話である。普段からノートの提出などをしている生徒の回答は、無記名でも筆跡で誰が書いたかは教師にはすぐわかるし、多くの生徒もそれを知っている。たとえ匿名で回答させたとしても、生徒が本心を答えるとは限らないのである。

ところが、一般にはそうした「虫のいい」前提がまかり通っている。実施されたアンケートの多くは、何らかの形で公表されるわけだが、回答者が本心を答えているのかどうかの吟味がなされたものはめったに目にすることはない。

たとえば、数学の学力や意識に関する調査、つまり「アンケート」も、国際的に行われてきており、国際教育到達度評価学会が実施した「国際数学・理科教育動向調査の2011年調査(TIMSS2011)」の結果では、「数学の勉強が好きだ」と回答した中学生の割合は39%にすぎず、国際平均の66%を大きく下回ったという結果が話題となった。国内の調査でも、平成26年度全国学力・学習状況調査質問紙調査の結果によると「数学の勉強は嫌い」と回答した生徒は42.8%にも達するという。

一方で、同じTIMSS2011で調べられた日本の中学生の数学の学力は、42カ国中5位と毎回上位をキープしてきている。つまり、この調査によれば、日本の中学生は「数学は嫌いだが学力は高い」ということになる。ここで、学力は実態を正しく反映していると考えることにする。なぜなら、わかっている子どもが、わざと間違えたり解答をしなかったりすることはできても、わからない子どもが「わざと正解を書く」ことは不可能だからである。

しかし、「数学が好きかどうか」の質問には嘘の回答をすることができる。本当に、日本の中学生は4割もが数学を嫌っているのだろうか? あるいは、世界の子どもたちは本当に7割もが数学の勉強が好きなのだろうか?

問題の解決のための工夫と集団式潜在連想テスト

人の心を研究する心理学の領域でも、アンケートは「質問紙法」として、主要な研究手法とされてきた。ただし、心理学者は早くから質問紙法の弱点に気づいていて、その解決のためのさまざまな工夫をしてきた。よく知られているものとしては、回答者が嘘を答えていないかを検出するための「嘘検出問題」を密かに質問の中に混ぜておくという方法がある。(ここでは、他の手法については「企業秘密」としておきたい。)

質問紙法の弱点は回答者が意図的に嘘をつくことだけではない。回答者は知らず知らずのうちに、善人としての回答をしがちであり、アンケートの実施者にとって望ましい回答をすることが多い。たとえば、セミナーの終了時に実施されたアンケートに、ほとんどの参加者は「有意義だった」「また参加したい」と回答するのが普通である。こうした「社会的望ましさ」による回答の歪みは、回答者が意図的に嘘をつく場合よりもむしろ解決が困難である。なぜなら、回答者自身にも回答を歪めている自覚がない場合が多いからである。

回答者が自覚できないことを答えさせることができないことは質問紙法の根本的な問題点である。そこで、心理学者は質問紙以外の方法で、本人も自覚できないような無意識をあぶり出す方法の工夫もしてきた。インクのシミを見せて何に見えるかを答えさせるロールシャッハ検査は、その一つであり、一般の人でもその名前くらいは聞いたことがあるだろう。しかし、ロールシャッハ検査で、「数学が好きか嫌いか」についての生徒の無意識的側面を調べることはできない。困った。

そこで、アメリカの社会心理学者グリーンワルドらが開発した「潜在連想テスト(IAT)」はこの問題の解決法として期待できる。IATは、言葉の意味処理にかかる微細な時間を測定するという認知心理学の成果を応用したもので、言葉や写真で提示される特定の概念が、潜在的に肯定的に処理されるか否定的に処理されるのかを検出することができる。

たとえば、特定の言葉が、「成功」「勝利」などの良い意味の言葉の仲間であるかどうか、「失敗」「敗北」などの悪い意味の言葉の仲間であるかどうかを瞬時に判断させると、普段から好意的に捉えている事物の場合は前者の判断の方がわずかに速くできることが知られている。これを逆に考えると、判断に要する時間をミリセカンド単位で計測することで、特定の事物に対する好悪がわかることになる。

具体的には、パソコン画面に「数学」という言葉を提示し、良いことが悪いことかを素早く判断してキー押しをするよう求める。もし「数学」を良いことと判断する場合の方が速いことがわかれば、その生徒は数学を肯定的に捉えていることがわかるというわけである。

ここで重要なことは、好きか嫌いかを意識的に回答するのではなく、瞬時の判断が求められるため、嘘がつけないことである。意図的に判断を遅らせることはできても、判断を速めることはできない。意図的に遅らせたキー押しは、瞬時の判断の遅れとは大きく異なる。

それでもまだ解決すべき問題が残る。普通の中学校で生徒たち一人一人にパソコンを用意してIATを行うことは難しい。通常のアンケートのように、授業時間の一部を使って簡単にできるものでないと、学校での調査はできない。そこで、こうした問題点を解決するため私たちが開発したのが「集団式潜在連想テスト」(図1)である。

集団式潜在連想テストは、IATと同じ原理に基づきながら、紙と鉛筆だけで実施できるような改良がなされている。さらに、学校のクラスなどで一斉に実施でき、実施時間も5分程度と短いため、アンケート調査との併用もできる。

図1 集団式潜在連想テストの概念図
図1 集団式潜在連想テストの概念図

集団式潜在連想テスト用紙には、「成功」「勝利」のように肯定的な単語と「失敗」「敗北」のように否定的な単語が数行にわたって印刷されている。まず、肯定的な単語には○印を、否定的な単語には×印をできるだけ速くつける練習行を実施する。次の行からは、調査対象となる単語(「数学」)が含まれている。

これを行ごとに、「数学」に○をつけるかと×をつけるかを指示し、各行20秒間での遂行数を数えるという単純なものである。生徒が「数学」を肯定的に考えている場合には、○をつける肯定課題の方が×をつける否定課題よりも速くできるので、一定時間での遂行数は肯定課題の方が多くなる。そこで、肯定課題の遂行数から否定課題の遂行数を引いて差が「数学」に対する潜在的な指標となるわけである。

「偽装数学嫌い」生徒の検出

さて、準備はできた。私たちはこの「集団式連想テスト」と従来のアンケートとを併用して、中学生の「数学」に対する潜在的イメージと意識的な回答との違いを調べてみることにした。長野市の公立中学校の3学年すべての生徒、計約300名(男女ほぼ半々)を調査対象とし、比較のために「理科」についてもまったく同じ手続きで、各学年1クラス分(計約100名、男女ほぼ同数)の調査を行った。

好き嫌いを直接に答えさせるアンケートでは、「好き」と回答した者が4割強、「どちらでもない」が2割弱、「嫌い」が3割弱となり、ほぼ従来の調査結果と同様であった。「理科」は「好き」の回答が7割近かった一方、「どちらでもない」「嫌い」はそれぞれ1割程度と少なく、理科よりも数学の方が嫌われていることも従来通りの結果であった。

一方、今回新たに導入した「集団式連想テスト」の結果は、平均から大きく逸脱した23名と、好悪の判定が困難な境界付近の24名を除くと、数学を肯定的に捉えている者が7割以上もいることがわかった。否定的に捉えている者は約2割にすぎなかった。理科の結果もほぼ同様であった。

この結果を、クロス集計してみると(図2 参照)、アンケート調査では「数学が嫌い」と回答していた生徒でも、その75%が、潜在意識では数学に対して肯定的であることがわかった。これらの生徒は、本当は数学をそんなに嫌っているわけではない(潜在意識では肯定している)のに、「数学嫌い」を偽装しているのではないだろうか。

図2 数学・理科の好き嫌いと潜在的肯定・否定の割合
図2 数学・理科の好き嫌いと潜在的肯定・否定の割合

なぜ偽装するのかはいろいろな可能性が考えられるが、ここではこうした生徒を「偽装数学嫌い」と考えることにする。こうした生徒は調査対象となった中学生全体の20.1%存在していて、女子生徒の方が多い。一方、「理科が嫌い」と答えた生徒では潜在意識の好悪はほぼ半々となり、「偽装理科嫌い」が疑われる生徒は全体の4.9%しかいなかった。

「偽装数学嫌い」はなぜ起こるのか

母親:あら、中学に入ったらすっかり数学の成績下がっちゃったじゃない。数学は大事よぉ、もっとしっかり勉強したらぁ。

娘:でも、数学嫌いなんだよねー。だから、勉強する気にならなくて。

母親:ま、そういえば私も嫌いだったけどね。

娘:でしょ、嫌いだったらできなくても仕方ないじゃん。

アンケート調査で「数学が嫌い」と回答した生徒は、当然のことながら、数学の成績が良くない生徒であった。「数学の成績が悪いので数学が嫌いになる」というのは当然予想されることである。さらには、上の母娘の会話にもあるように、数学が嫌いになれば、勉強もあまりしなくなり、結果的に数学の成績が悪くなるということも考えられる。

ここで注目すべきことは「数学の成績が悪いこと」と「数学嫌い」のどちらが原因でどちらが結果であるかが解釈次第で逆転してしまうことである。成績が悪いために数学が嫌いになった生徒は、成績が悪いことの原因を数学嫌いにすることで「数学の勉強を充分にしていない」という真の原因を隠蔽してしまう。

本当は「数学をもっと勉強しなくちゃ」と考えていても、嫌いになってしまえば数学を勉強しない言い訳ができるからである。1年生ではそう多くはなかった「偽装数学嫌い」の生徒の比率が、2学年になると多くなっているのも、学年が進むにつれて、テストで思うような点数が取れなくなり、「数学の成績が悪いのは数学が嫌いだからだ」と考えるようになったのだと考えられる。

さらに、「数学が嫌い」と回答する方が「より女の子らしい」というジェンダーステレオタイプの存在も無視できない。理系の女子が増えてきているとはいえ、そうした女性を「リケジョ」と呼んだりすること自体が「男子は理系・女子は文系」というステレオタイプの反映であるとも言える。女子中学生は、こうしたジェンダーステレオタイプのために数学が好きであるという本音を隠し、アンケート調査で「数学が嫌い」と回答している可能性もある。その結果、本当に数学が嫌いになってしまうのかもしれない。

「偽装数学嫌い」を「真の数学嫌い」にしないために

数学教師:数学、ちゃんと勉強してるか?

生徒B:先生ゴメン。わたし数学嫌いだから、もう勉強しないことにした。

数学教師:おいおい、そんなことないだろ。この間の検査で「数学の才能あり」って結果が出てたぞ。ホントは数学、嫌いってほどでもないんだろ?

生徒B:えっ、そうなの。じゃ、ちょっと頑張ってみるよ。

もし、「偽装数学嫌い」の生徒が、数学嫌いを公言することで数学の勉強から逃げようとしているという解釈が正しいとすると、こうした生徒を「真の数学嫌い」にしないための手だてが必要である。こうした生徒たちも日々難しくなっていく数学の勉強に悩んでいるのだろう。なんとか頑張って、授業についていきたいと思っても、勉強は難しい。勉強するべきか悩んでいるよりも、「嫌い」と割り切ってしまえば、楽になれる。これは生徒が自分に「数学は嫌い」と自己暗示をかけているようなものだ。

この暗示を解いてやることで、数学から逃げようとしている生徒を救えるかもしれない。生徒が自己暗示をかけているなら、そのことを教師が見破って、逆の暗示をかけてやったらどうだろう。「君は数学嫌いだと思い込もうとしているけど、ホントはそうじゃない。そう思いたいだけだ。先生にはわかっているよ。自分を騙そうとせずに、ちゃんと勉強してごらん。きっとできるようになるから。」と教師が伝えることで、自己暗示を解くことはできないだろうか。

「たかが暗示」と思うかもしれないが、教育心理学では古くから暗示や期待の効果が検証されてきている。なかでも、大学の研究者がもっともらしい心理検査の後で、担任教師に「この子とこの子の成績が伸びるぞ」という嘘の情報を伝えたところ、この情報を信じた担任教師の期待によって子どもたちの成績が伸びたという研究は有名である(注)。そこで、私たちは数学嫌いの偽装を暴くことで生徒の自己暗示を解くことができるかどうかの検証実験を行ってみた。

(注)ピグマリオン王が美しい彫像に強い恋心を持ったために、その像が実際に人間の女性になったというギリシャ神話にちなんで「ピグマリオン効果」として知られている。

具体的には、「偽装数学嫌い」と判定された生徒の中から数学の成績が同じくらいの者を対にして、無作為に2つの条件に振り分けた。そして、一方にだけ「君は潜在的には数学が好きなんだよ」という情報を与え、それぞれの条件の生徒の数学の成績がどう変化するかを調べてみたのである。

別の入学年度の生徒約200名に対して、前回同様に、アンケートと集団式連想テストを実施し、38名(男子25名、女子13名)の「偽装数学嫌い」の生徒を検出した。次に、男女別に成績が近い者同士でマッチングを行い、「暗示を解く」実験群20名(男子13名、女子7名)と、比較のための統制群18名(男子12名、女子6名)に無作為に振り分けをした。後は、その後の成績を追いかけてみればいいだけである。

結果は予想通りであった。まず、実験群と統制群の全体としての数学の成績は、実験群が偏差値47.6であったのが1年後は49.7に上昇していた。一方、統制群は46.2であったのが1年後には45.9とやや下降していた。生徒一人ひとりの学業成績の変化も調べてみた。

その結果、実験群では20名中15名が成績を向上させていたことがわかった。しかも、20名のうちの4名は1年後のテストを欠席したため、実際には16名中15名が成績上昇だった。これに対し、統制群では18名のうち1名が欠席し、残る17名のうち成績を向上させていたのは8名だけだった。

成績の上昇は偶然にも左右されるため、統計的な検定を行ったところ、実験群の方が数学の成績を向上させた生徒が多かったことは統計的にも有意であることがわかった(直接確率計算・両側検定p = 0.0066)。「偽装数学嫌い」の生徒に対して「君の数学嫌いは偽装だね」とフィードバックすることで真の数学嫌いになることを防ぐことができたのである。

“偽装がばれた”ことではなく、教師から“特別扱いを受けた”ことが成績向上の原因なのではないだろうかとも考えられる。実は、そうした可能性を排除するため、数学嫌いでかつ潜在的にも数学に否定的な生徒24名についても同様の検証実験をしてみた。こうした「真の数学嫌い」と思われる生徒は24名いて、それを12名ずつ無作為に振り分け、一方のみに「偽装数学嫌い」の場合と同様の情報を伝えてみた。

その結果、「真の数学嫌い」の生徒では成績を向上させた者は実験群で6名・統制群で8名と情報を伝えることの効果は検証されなかった(両側検定p = 0.68)。「真の数学嫌い」になってしまった生徒に対しては、もう「君は潜在的には数学が好きなんだよ」という(偽の)情報は効果がなかったのである。

集団式潜在連想テストの活用

アンケート調査で「数学が嫌い」と答えた生徒の多くは潜在的には数学を肯定的に捉えており、「数学嫌い」を偽装しているだけであった。そして、その偽装を暴いてやることで、真の数学嫌いにならないようできることがわかった。

ここで紹介した集団的潜在連想テストは、「数学嫌い」だけでなく、「計算嫌い」や「関数嫌い」、「図形嫌い」など数学の分野ごとに活用することもできる。数学嫌いの生徒に、数学のどんなところが嫌いなのかを自己報告させるだけでは、生徒の本心はわからない可能性がある。そうした場合にも、集団式潜在連想テストのターゲット語を工夫することで生徒の本心をあぶり出すことが可能である。

また、数学以外の他の教科についても、今回同様の研究ができることが期待できる。さらには、教科に限らず、学校における種々の活動について、生徒たちが本音ではどう考えているのかを探ることにも使えるだろう。たとえば、「学校」や「勉強」をターゲット語とした潜在連想テストを使って、「学校嫌い」や「勉強嫌い」を偽装している子どもを見つけ出すこともできるだろう。

集団式潜在連想テストは、わずか5分ほどの実施時間で生徒の潜在的態度の測定ができる。用紙を配って短時間の作業をさせるだけなのでアンケート調査などとの併用も容易である。アンケート調査は多くの学校教育場面で使われてきている。集団式潜在連想テストをアンケート調査と併用することで生徒の建前と本音とを両面から探ることができる。学校だけに限らず、今後、いろいろな分野での集団式潜在連想テストの活用が期待される。

(ここで紹介した研究は、内田昭利・守一雄 (2015) 潜在連想テストによる「偽装数学嫌い」中学生の検出と対策 『数学教育学論究』第97巻臨時増刊pp.33-40として公刊されています。集団式潜在連想テストについては、 Mori, K., Uchida, A., & Imada, R. (2008) A Paper-format group performance test for measuring the implicit association of target concepts. Behavior Research Methods, 4, 546-555.をご覧ください。上記、どちらの論文も、守のホームページからダウンロードできます。

プロフィール

守一雄教育心理学・認知心理学

1951年、埼玉県生まれ。筑波大学大学院心理学研究科博士課程修了(教育学博士)。信州大学教育学部教授を経て、現在、東京農工大学大学院工学研究院教授。主著は『認知心理学』(1995年・岩波書店)、主要論文はMori, K. & Arai, M. (2010) No need to fake it: Reproduction of the Asch experiment without using confederates. International Journal of Psychology, 45, 390-397など。筆名「森まりも」で絵本『チビクロさんぽ』(http://www.amazon.co.jp/dp/4762820989)ほかも出版している。

ホームページ:http://www.avis.ne.jp/~uriuri/kaz/

この執筆者の記事

内田昭利教育心理学・数学教育

1966年、長野県生まれ。信州大学大学院教育学研究科修了。長野県内の小学校、中学校、盲学校で26年間にわたり教壇に立つ。現在、長野市立犀陵中学校教諭。主要論文は、内田昭利・守一雄(2012)「中学生の『数学嫌い』『理科嫌い』は本当か -潜在意識調査から得られた教育実践への提言-」『教育実践学論集』第13号pp.221-227など。

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