「ふくしまインドアパーク」の活動について ―― 放射能の影響で外で遊べない福島の子どものために

【シノドスに参加しよう!】

▶メールマガジン「αシノドス」

 https://synodos.jp/a-synodos

▶セミナー「シノドス・サークル」

 https://synodos.jp/article/20937

▶ファンクラブ「シノドス・ソーシャル」

 https://camp-fire.jp/projects/view/14015

福島の子どもを笑顔にし、自分も笑顔になるボランティア活動

 

インドアパークの運営をしていた2012年1月に、横浜で美容院を経営されている方からインドアパーク内でのキッズヘアカットイベントのご提案がありました。この方は、ご自身の美容院でチャリティイベントを開催し、その収益金を寄付して下さっていた方でしたが、寄付だけでなく実際に郡山の子どもたちに触れ合いたいとのことで、4月17日にインドアパーク内でイベントを行い8名のお子様のヘアカット&アレンジをして頂きました。

 

郡山から遠く離れた横浜から来て2時間という短い時間ですがヘアカットをしにボランティアで来てくださり、ヘアカットした方もされた方もニコニコで帰っていった姿が印象的でした。

 

さらに、運営にご支援頂いているグラクソ・スミスクライン株式会社の社員様が2012年3月から毎週土日に2名いらして下さっています(6月現在も継続中)。ボランティアにもかかわらず、10時~15時までの時間のために北は北海道、南は沖縄まで全国からいらして下さっています。皆さんご自身の意志でいらして下さっているので、本当に熱心に子どもたちと遊んでくれています。

バルーンアートや手品、紙芝居など特技のあるかたはそれを披露し、ない方もじゃんけん大会や制作イベントなどをして子どもたちと楽しく遊んでいます。いつもいるパークリーダー以外の大人が積極的に遊んでくれることに子どもたちもよろこびますし、親御様も多くの人たちに支えられていることがわかって嬉しいと言って下さいます。

 

ボランティアで参加して下さった方からのコメントを紹介します。

☆ ☆ ☆

 

「非常に楽しいひと時を過ごさせていただきました。

震災後、自分にできることはないかな? と考えていたのですが、子供(小学校1年生)がおりまして、何もできず本当に悶々としておりました。

子供のお世話でしかも日帰りでできるボランティアならば、私のような立場でもお役にたてると喜んで伺わせていただきました。

同じ親として…

東京にも子供の城や、いくつかの遊びの施設があります。でも都内にいて、お金を支払っているとサービスが当然と考えがちの場合が多いかと思います。だけど、ふくしまインドアパークにうかがわせていただき、本当に皆様が感謝を言葉にしてくださることが私自身すごくうれしく、そして皆様の心の美しさを感じ、見習うことが多かったと思っております。未来を担う子どもたちのために、私たちにできることがあるならば、これからもぜひお手伝いさせていただきたいと思っております。

最後にスタッフの方々が、子どもたちの名前を覚えていてくださっていることは、私は素晴らしいと思いました。自分の名前を呼んでくれることは子どもたちにとって本当に嬉しいことだと思います。笑顔で一生懸命働いていらっしゃるスタッフの方々にもどうぞよろしくお伝えください。これからも、子どもたちのために頑張ってください。

☆ ☆ ☆


ボランティアと子どもたち

ボランティアと子どもたち

 

 

コミュニティの場としての拡がり

 

当初、ふくしまインドアパークは体を使って思いっきり遊ぶ場として始まりました。しかし、運営を継続していく中で、単なる遊び場だけでなく、子ども同士、親同士がつながれる場であったり、被災地支援をしたいと思っている方々とつながれる場であったり、様々な方々をつなげるコミュニティの場として役割が拡がっていることに気付きました。ここにくれば何かしら人とのつながりを感じることができる。こうした安心感が今の福島の子どもたち、親御様たちに求められていることだと実感しています。

 

こうした郡山でのふくしまインドアパークの活動を知り、見学される方も多くいらっしゃいます。そして、「私の地域でもふくしまインドアパークをつくって欲しい」とのお声かけを頂くこともあります。その中で、今年の夏、南相馬での2園目をオープンする準備を現在進めております。南相馬は住民の4割が避難している状況で、父親だけが南相馬に残り、母子が避難している「逆単身赴任」などの、家族がバラバラな状況が多い地域です。また、市内に家族で安心して楽しく遊べる場所が少ないため、週末になると仙台まで出向く家族も多いです。地元で家族一緒に安心して過ごせる屋内公園を南相馬でも実現するべく活動をしています。

 

 

パークサポーターによる継続的な支援のかたち

 

ふくしまインドアパークにはパークサポーターという定額寄付会員制度があり、毎月継続的にご支援をして下さっています。

 

<パークサポーター>
つみき組:500円/月 すなば組:1,000円/月 ぶらんこ組:1,500円/月

 

現在30名程のパークサポーターがいらっしゃるのですが、皆さん毎月寄付するだけでなく、Facebookの記事にコメントをくれたり、友達にシェアしてくれたり、Twitterの記事をリツイートしてくれたりと日々関心を払って下さいます。そして、こうしたソーシャル・メディア上での協力だけでなく、実際にふくしまインドアパークに来て下さったりもします。

 

こうしたパークサポーターの方々の熱意に応えるべく、特典もパークの子どもたちの様子を体感してもらえるものにしています。

 

<パークサポーター特典>
・パークサポーター限定メールマガジンの発行

パークで開催されたイベントの報告や、寄付金で購入した遊具のご報告、子どもたちが楽しく遊んでいる写真などのご紹介をしています。
・子どもたちの制作物のプレゼント(すなば組、ぶらんこ組限定)

子どもたちが感謝の気持ちを込めてつくった制作物を定期的にプレゼントしています。

・ふくしまインドアパーク現地でのボランティア(ぶらんこ組限定)

特定の日にふくしまインドアパーク内でのボランティアを行うことができます。

・パークサポーターのネームプレートを掲示(ぶらんこ組限定)

パーク内にネームプレートを掲示します。

 

郡山園の継続的な運営や、南相馬園の新規開園にまだまだ多くの方からのご支援が必要な状況です。こうしたふくしまインドアパークの活動に共感して下さるかたのパークサポーター入会をお待ちしております。

 

<パークサポーター入会サイト>

http://fukushima-indoorpark.jp/park-supporter/

13801649

 

 

 

1 2 3
シノドス国際社会動向研究所

vol.264 

・畠山勝太「こうすれば日本の教育はよくなる」
・穂鷹知美「マスメディアの将来――マスメディアを擁護するヨーロッパの三つの動きから考える」
・大賀祐樹「リチャード・ローティ」
・西山隆行「学び直しの5冊〈アメリカ〉」
・知念渉「「ヤンチャな子ら」とエスノグラフィー」
・桜井啓太「「子育て罰」を受ける国、日本のひとり親と貧困」
・鈴木崇弘「自民党シンクタンク史(8)――「シンクタンク2005年・日本」第一安倍政権成立」