福島第一原発事故の食べ物への影響は?

福島第一原発事故によって、食べ物は放射性物質に汚染されてしまったのでしょうか?

 

厚生労働省が2011年9月から、全国各地で流通する食品200種類程度を購入し、放射性セシウムを測定しています(生鮮食品はできるだけ地元産・近隣産のものを購入)。測定方法はマーケットバスケット調査方式で、購入した食品を使って簡単な調理をし、一般的な家庭の食事を再現、それらを混合して測定するというものです。

 

この測定結果をもとに、食品から人が1年間に受ける放射線量が計算されています。たとえば2016年9~10月の測定からは、福島県全域を含む全国15地域で、食事中の放射性セシウムから1年間に受ける追加被曝線量は、0.0007~0.0014ミリシーベルトであることがわかりました。基準値の設定根拠である年間1ミリシーベルトの1%以下の線量です。

 

また、文部科学省が2012年3月から、学校給食で提供される食事の1食分を毎日まるごと検査しています。この結果、たとえば2016年の1年間に、学校給食から放射性セシウムが検出された件数は0件でした(検出限界値1ベクレル/kg)。 

 

2012年から2015年末までに検出された件数は22件でしたが、最大値は2.53ベクレル/kgで、日本における一般の機器で十分とされる検出下限値(基準値の1/10。日本の場合は10ベクレル/kg)未満でした。

 

●参考リンク

 流通食品での調査(マーケットバスケット調査)
http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/market_basket_leaf.pdf 

 

学校給食モニタリング事業 過去の検査結果概要
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1331439.htm

 

 

「福島レポート」をサポートしてくれませんか?

 

「福島レポート」の運営はファンクラブによって支えられています。福島をめぐる誤った情報や偏見をただし、科学的に正確な知識を広めるために、どうぞサポートをご検討ください。⇒ https://camp-fire.jp/projects/view/30155

 

 

 

 

福島の「いま」を伝える情報サイト「福島レポート」

無題

 

シノドスが発行する電子マガジン

 

・人文・社会科学から自然科学、カルチャーまで、各界の気鋭にじっくりインタビュー
・報道等で耳にする気になるテーマをやさしく解説
・専門家たちが提言「こうすれば●●は今よりもっとよくなるはず!」

・人類の英知を知り、学ぶ「知の巨人たち」
・初学者のためのブックリスト「学びなおしの5冊」

……etc.

https://synodos.jp/a-synodos

1
 
 
シノドス国際社会動向研究所

vol.249+250 「善い生き方」とは何か?

・佐藤岳詩「善い生き方と徳――徳倫理学というアプローチ」
・井出草平「社会問題の構築と基礎研究――ひきこもりを事例に」
・大屋雄裕「学びなおしの5冊〈法〉」
・酒井泰斗「知の巨人たち――ニクラス・ルーマン」
・小林真理「「文化政策学」とはどんな学問か」