全国新酒鑑評会で福島県が7年連続日本一

2019年の「全国新酒鑑評会」で、福島県の金賞受賞数が22銘柄に上り、日本一に輝きました。日本一となるのは7年連続で、福島県が昨年打ち立てた記録をさらに更新しました。

 

福島県は、海沿いを「浜通り」、東北新幹線が通る福島、郡山市を含む地域を「中通り」、新潟県と接する西側を「会津」の3地域に分けています。それら地域別でみると、13銘柄が会津、9銘柄が中通り、前年1銘柄あった浜通りはゼロでした。

 

この鑑評会は1911年(明治44年)に始まり、これまでに107回開かれています。審査項目は主に香りや味で、蔵元の技術レベルを測ることができます。出品は一つの蔵元につき一つの銘柄に限られ、各蔵元の渾身の1本。都道府県の酒造りの総合力の目安と言ってよいでしょう。今年は、全国から857銘柄が出品され、そのうち28%に当たる237銘柄が金賞に輝きました。

 

2018年の記事(「全国新酒鑑評会で福島県が6年連続日本一」)で紹介しましたが、県全体で技術向上に取り組んだ成果や、清酒購入金額が高いことが背景にあるとされています。

 

また、福島県産のお酒(日本酒とリキュール類)は2017年度に、295キロ・リットルが海外に輸出されました。統計を取り始めた2012年度以降最多となりました。主な輸出先は米国、フランス、韓国、カナダ、台湾です。全国新酒鑑評会で7年連続日本一となった福島の日本酒ですが、海外での評価も確実に高まっています。

 

みずみずしい果物のような香り高い酒から、食事にあわせやすい味わいの酒、燗につけてふくらむ酒など、酒造りの匠が醸す逸品を、今年も楽しめそうです。

 

参考リンク
●「平成30酒造年度全国新酒鑑評会 入賞酒目録」(酒類総合研究所)
●「全国新酒鑑評会で福島県の日本酒が金賞受賞数7年連続日本一達成!~22銘柄が金賞を受賞~」(福島県ホームページ)

 

 

 

 

福島の「いま」を伝える情報サイト「福島レポート」

1
 
 
シノドス国際社会動向研究所

vol.268 

・植原亮「エンハンスメント論争の行きつくところ――BMIから徳へ?それとも?」

・出井康博「留学生という名の単純労働者」

・堀内進之介「学び直しの5冊〈現代社会〉」
・有馬斉「患者が望まない延命治療を行うことは正当化できないパターナリズムか――『死ぬ権利はあるか』出版に寄せて」
・穂鷹知美「移動の自由がもたらす不自由――東ヨーロッパを揺り動かす移住・移民問題」
・多賀太「男性の「ケア」参加はジェンダー平等実現の決め手となるか」
・吉永明弘「ローカルな視点からの環境論」