妊娠中の葉酸サプリに要注意!思わぬ副作用の危険があります

3.妊娠中の食事についてその他気をつけるべきこと

 

健康な赤ちゃんを産むために、妊娠中の食事に関して注意が必要なことは葉酸だけではありません。不足しがちな栄養素や摂り過ぎに注意が必要な栄養素、気をつけるべき食中毒などもあります。

 

妊婦さんの健康のために、そして赤ちゃんの健康のためにぜひ正しい知識を知っておきましょう。

 

 

3‐1.葉酸以外で不足しがちな栄養素

 

葉酸以外で不足しがちな栄養素として鉄があげられます。

 

鉄は妊娠の中期や末期で普段の倍量摂取する必要があります。通常の食事だと10mg前後だが、妊娠時は20mgほどが推奨されている。下に鉄を多く含む食材を掲載しておくので参考にして食事を摂取してください。

 

野菜

画像03野菜

 

肉・魚

画像04肉・魚

(五訂増補日本食品標準成分表のデータより引用抜粋)

 

基本的には厚生労働省の「妊産婦のための食事バランスガイド」を参考にバランスの良い食事をしながら、鉄をしっかりと食事から摂取しましょう。

 

 

3‐2.摂り過ぎに注意が必要な栄養素

 

妊婦で摂り過ぎに注意が必要な栄養素はビタミンAです。厚生労働省より「ビタミンAの過剰摂取は胎児に奇形を起こす可能性が高くなる」ということが報告されています。

 

日本人の食事摂取基準2015によると18~29歳の女性で2700μgRAE/日を超えると危険と言われています。また、推奨量は650μgRAE/日です。

 

食事による女性の平均ビタミン摂取は平均すると750μg/日と報告されているので、通常の食事だけで十分摂取できています。しかし、サプリメント等を摂取している方はビタミンAサプリ1粒500~600μgであるので、健康のために、と安易に摂取し続けると危険値を超える恐れがあるので注意しましょう。

 

ビタミンAに関しても安易にサプリメントを摂取せずに食品から摂取するように心がけてほしく思います。

 

 

3‐3.妊娠中に気をつけるべき食中毒

 

妊娠中はリステリア菌と水銀に気をつける必要があります。

 

妊娠中は一般の人よりもリステリアという食中毒菌に感染しやすくなっています。リステリア菌は食品を介して感染する菌で、また塩分にも強い上に、冷蔵庫でも増殖してしまいます。加熱によって予防できるので、その点を押さえておいてほしくおもいます。

 

リステリア菌による食中毒で主な原因食品として

 

・ナチュラルチーズ

・肉や魚のパテ

・生ハム

・スモークサーモン

 

などがあげられます。これらの食品は妊娠中は避けるようにしよう。

 

水銀は魚をよく食べる人で食中毒を起こしやすいです。偏って魚介類を食べないように注意しましょう。

 

厚生労働省のパンフレットの「これからママになるあなたへお魚について知っておいてほしいこと」は非常にわかりやすく簡潔に食生活をチェックできます。ぜひ参考にしてほしくおもいます。

 

 

4.健康な赤ちゃんを産むために

 

健康な赤ちゃんを産むために葉酸は必要不可欠です。しかしながら安易にサプリメントに頼るのではなく、ステンレス製の多層構造鍋を使ったり野菜ジュースを作ったりしつつ、しっかりと食品から摂取していってほしく思います。

 

また、ビタミンAの摂り過ぎや鉄分不足、リステリア菌や水銀量など妊婦さんが気を配るべきことは多いです。それも健康な赤ちゃんを産むためであると思って、しっかり正しい知識を学んで実践していきましょう!

初出;ゴーヘルシー(2015年06月15日)

 

 

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