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昨年から予想されていた通りではあるのだろうが、点検のため停止している原子力発電所の再稼働問題が大きな論点となってきた。日本に全部で50基ある商用原子力発電所(4月19日...
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「少数者」(マイノリティ)にまで文学が浸透した社会 一介の「日本近現代文学」「障害者文化論」の研究者という立場から、日本という社会の特異性を説明するならば、たとえ...
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2月15日発行のα-Synodos vol.94と、3月15日発行のvol.96では、「ホットスポットとよばれた地域がつくる『安心』とは」と題して、千葉県柏市で行われて...
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「性」は身体や感情にかかわりの深い事象である。それゆえ、性にかかわる話題は、私的なものとみなされる。一方で、性・生殖関係を秩序立てるための制度として結婚があるなど、性は...
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お金の出し入れが10年以上ない「休眠口座」の利用をめぐり、政府は金融機関の実態を調査する方針に入った。2000年代に入り、韓国や欧州で休眠預金に関する法の制定が相次ぐな...
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障害者運動の「新規参入組」? 先日、1970~80年代の障害者運動を担った古老と、何気ない会話をしていたときのこと。障害者運動の「生き字引き」ともいわれる当の古老...
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ネットビジネスが批判を浴びる事例が最近目立つようになってきている。これは社会におけるネットビジネスの存在感が高まってきていることのあらわれでもあるが、もちろん歓迎すべき...
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ここ数年ほど細々とブログをやっておりましたが、このたび思いがけず私の論考「原発震災に対する支援とは何か」(以後「本稿」)に大きな反響を頂き、一時的にとは思いますが「細々...
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私の原発震災への関わり 私はもともと福島には縁の薄い者であったが、いくつかの偶然が重なって、福島市の「ふるさと除染計画」の策定を非公式な立場から支援するようになっ...
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「3.11で社会は変わった」という言説に根本的な疑問を投げかけ、震災後の若者たちの反応は「想定内」だった、と喝破した若き社会学者・古市憲寿さん。人は自分がリアルタイムで...
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昨今、「幸福」をめぐる議論をよくみかける。「国民総幸福」を政府の目標に掲げるブータンの国王夫妻が来日したこともひとつのきっかけになっているのだろうが、政府の研究会でも経...
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2011年というあまりに多くのことがあった年を、ひとつの言葉で表現するのは難しいかもしれない。しかし、そうした出来事のなかで、原発事故と放射能汚染の問題は相当に際立って...