シノドス・トークラウンジ

2021.06.07

2021年6月12日(土)開催

社会民主主義の再生に向けて――ベーシックアセットという構想

宮本太郎 ホスト:芹沢一也

開催日時
2021年6月12日(土)14:00~15:30
ゲスト
宮本太郎
ホスト
芹沢一也
場所
Zoom
料金
1100円(税込)
※高校・大学・大学院生は無料です。

対象書籍

貧困・介護・育児の政治 ベーシックアセットの福祉国家へ

宮本 太郎

日本の福祉はいなかる経緯を経ていまの姿に至り、そして現在どのように機能不全を起こしているのか。しかし、それでもなお未来への希望をそこから紡ぎだしていくために、われわれは現行の制度のどこにそのポテンシャルを見出すことができるのか。日本の福祉政治の過去と現在、そして未来を考えるために必読となる書籍が出版されました。『貧困・介護・育児の政治ベーシックアセットの福祉国家へ』(朝日新聞出版)です。今回のトークラウンジでは著者の宮本太郎さんをお招きし、お話を伺います。

本書で宮本さんは、「例外状況の社会民主主義」「磁力としての新自由主義」「日常的現実の保守主義」という「三つの世界」が織りなす力学の中で、日本における福祉政治(貧困政治・介護政治・育児政治)がいかなる歴史の軌道をへて姿を現したのかを見事に描き出しました。同時に、この三つの世界とこれまでの歴史的経緯を無視したかたちで、「外」(北欧)から理想の福祉政治を持ち込むことは不可能であることも指摘されています。その上で、われわれが目指すべき福祉政治として「ベーシックアセットの福祉国家」が構想されます。

宮本さんとの対話を通して、われわれがどのような福祉を望むのか、あるいは望みうるのか、そのためにどのような政治が必要とされるのか、ぜひみなさんと考えたいと思います。

プロフィール

宮本太郎

1958年東京都生まれ。中央大学法学部教授。専攻は福祉誠治、福祉政策論。おもな著書に『福祉政治 日本の生活保護とデモクラシー』(有斐閣)、『社会包摂の政治学 自立と承認をめぐる政治対抗』(ミネルヴァ書房)、『生活保護 排除しない社会へ』『共生保障 〈支え合い〉の戦略』(岩波新書)など。

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