2013.06.22
終戦のエンペラー ―― 日米和解はいかにして成ったのか?
終戦直後の日本で、マッカーサーが命じた極秘調査とは?
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第二次世界大戦は終結した。まもなく、マッカーサー元帥率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が上陸。日本は米軍の占領統治を経たのち、再び息を吹き返した。誰もが知っている、歴史の1ページである。
だが、そこには、1ページではとても語り尽くせない、驚きの真実が秘められていた。すべては、マッカーサーが部下のボナー・フェラーズ准将に命じた、ある極秘調査から始まった。この戦争の真の意味での責任者を探せ──。それは日本文化を愛するフェラーズにさえ、危険で困難な任務だった。やがて、連合国、マッカーサー、フェラーズ、そして日本の元要人たちの思惑が激しく交錯するなか、謎がひとつひとつ解き明かされていく──。
なぜ、開戦直前に首相が交代したのか? パールハーバー直前の御前会議で語られたこととは? 戦争を始めたのは本当は誰なのか、終わらせたのは誰か? 玉音放送前夜のクーデターとは? その放送に込められた天皇の想いは? 連合国側の本音と、マッカーサーの真の狙いは? マッカーサーと天皇が並ぶ写真が写された理由とは? そして、崩壊した日本の新たなる礎は、いかにして築かれたのか──? 日本の運命を決定づけた知られざる物語が今、始まる。
終戦、戦争責任、そして日米和解へ
「終戦のエンペラー」公開を記念して、試写会およびトークイベントを行います。
この戦争の真の意味での責任者は、いったい誰だったのか? すべてを失った日本の新たなる礎はいかにして築かれたのか?
『戦後和解』の著者、小菅信子氏と『未完のファシズム』の著者、片山杜秀氏が、終戦、戦争責任、そして日米和解をめぐって議論をたたかわせます。
試写会&トークイベントへのご招待
50名様を試写会&トークイベントにご招待いたします。
●スケジュール
日時:7月8日(月)18時30分開場・19時開映(~22時トークイベント終了)
場所:ブロードメディアスタジオ試写室(月島駅より徒歩5分)
※開映時間を過ぎますと入場ができなくなりますのでご注意ください。
●お申込み
こちら https://synodos.jp/contact より、「コメント」欄に「終戦のエンペラー試写会&トークイベント」とご明記の上、お申し込みください。
折り返しご連絡差し上げます。なお人数に達し次第、募集を終了いたします。
※募集は終了いたしました。
●「終戦のエンペラー」公式サイト
・コピーライト
(c)Fellers Film LLC 2012 ALL RIGHTS RESERVED
・公開表記
7月27日(土)ロードショー
・配給:松竹
プロフィール
片山杜秀
1963(昭和38)年生まれ。思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部准教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(吉田秀和賞、サントリー学芸賞)。
小菅信子
1960年東京都生まれ。山梨学院大学法学部教授。上智大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程修了。著書等に、『戦後和解』(中公新書・第27回石橋湛山賞)、『ポピーと桜』(岩波書店)、『14歳からの靖国問題』(ちくまプリマ―新書)、『東京裁判とその後』(中公文庫)、『歴史和解と泰緬鉄道』(朝日選書)、『歴史認識共有の地平』(明石書店)など。