2016.07.12

なぜ教員を続けるのか――沖縄の非正規教員の語りからみえてきたもの

上原健太郎 教育社会学

教育 #非正規教員

非正規から正規へ

非正規教員が増加している。

2014年7月6日付の読売新聞(朝刊)では、各地の公立小中学校で非正規教員が増加し、約12万人と全体のおよそ16%を占めていることが報じられた。まさに、6人に1人が非正規の教員である。

なぜ、非正規教員(注1)が増加しているのだろうか。詳細な説明については、拙稿「正規教員を目指すことはいかにして可能か——沖縄の非正規教員を事例に」(2016、『都市文化研究』Vol.18、pp.71-83)をご参照いただきたいが、ここでは、その問題を端的に言い表した次の金子真理子(2014:45)の指摘を引用しよう。

教員給与制度改革の経緯を振り返れば、地方の財政状況の悪化のなかで、予算を縮減しながら効率化を図ろうとする思惑が見えてくる。ここには、正規教員の仕事を非正規教員に代替させる搾取の構造が見え隠れする。

 

財政的な事情により生み出された非正規教員。となると、教員志望の若者のキャリアにも当然それは影響してくる。

舞田敏彦(2013)によれば、地域差はあるものの、全国的な傾向として

(1)教員の非正規化

(2)教員採用試験の難関化

(3)新規教員採用の高齢化

が確認できるという。その上で舞田は、「新卒」ですぐに採用されるのではなく、非正規教員として働きながら採用試験に複数回トライする「浪人組」の存在を指摘している(舞田 2013:275-6)。

それでは、「非正規から正規へ」というキャリアパターンを歩もうとする教員志望者は、具体的にどのような状況に置かれているのだろうか。本論では、沖縄の若者に対する聞き取り調査のデータをもとに、非正規教員の現状についてみていきたいと思う。

というのも、沖縄の学校現場で働く若年教員の多くが、卒業後しばらくの間、非正規教員として働きながら正規教員を目指すのだ。学校教員基本調査(2013年度)の最新のデータをみると、公立小学校の新規採用教諭の69.0%が「25〜34歳」であり、そのうちの77.7%が採用前の状況を「既卒」と回答している(全国はそれぞれ38.0%、48.9%)。また「既卒」の内訳をみると「非正規教員」(注2)が80.0%を占めている(全国79.9%)。

つまり、「非正規から正規へ」というキャリアパターンを考える上で、沖縄の若者はふさわしい事例であると言える。

非正規としての過酷さ

学卒後しばらくの期間、非正規教員として働きながら採用試験に挑み続ける沖縄の若者たち。調査対象者のなかには、大学在学中に民間企業への就職活動を行いつつ、採用試験に向けて勉強に励む者もいる。

しかし、どちらかといえば、民間企業への就職は考えず、就職先を教員一本に絞っている者が主流であった。以下のアキコさん(第1回目調査 当時23歳)の語りはその典型である。アキコさんは、県外の私立大学に進学したものの、卒業後は地元沖縄にUターンした(注3)。

――えっと、沖縄にはもう帰ろうって思った?

うーん……うん。なんだろう、もうふと思って…。実習終わってからかな。沖縄で教員になりたいなって思ったのが一番かな。

――民間に就職しようとは

就職は……みんな周りは就活してたけど、うん、全然悩まなかったかな。

――焦りもせず?

うん、焦りもせず。マイペースだね(笑)。

調査を通じて興味深かったのは、「新卒」採用への強いこだわりがほとんど語られなかった点である。対象者の若者たちは、卒業後の非正規雇用を見越した上で正規就職を考えていたのかもしれない。

むしろここで指摘しておかなければならないのは、沖縄という地域への強いこだわりだろう。「沖縄で教員になりたいな」というアキコさんの語りは、地元志向が強いとされる沖縄の若者のまさに典型的な語りである。加えて、中小零細企業中心の県内労働市場を背景に、沖縄出身の大卒者の多くが、教員や公務員といった職業に強いこだわりを示す傾向にある。

要するに、「地域」と「職業」の両方にこだわることで、沖縄の大卒者の多くが、狭隘な地元大卒労働市場に参入することになるのだ(上原 2014)。沖縄で教員を目指す若者のキャリアは、こうした地域的な文脈のなかで理解する必要がある。

さて、大学卒業後、教員志望者の多くは非正規教員として働くことになるわけだが、どのような手続きを経てそのキャリアをスタートさせるのだろうか。

自治体によって異なるだろうが、沖縄の場合、各地域を管轄する教育事務所や沖縄県教育庁に履歴書と教員免許証の写しを提出し、非正規教員希望者として登録することからそれは始まる。登録期間は4月1日から3月30日までの1年間。登録が済んだ者は、新年度採用の内定の連絡を待つことになる。2月下旬頃から採用通知が行われ、3月末に連絡があることも少なくない。つまり、登録者は、直前まで採用結果がわからない状況に置かれている。

採用が決まれば、4月以降の生活にある程度の見通しが立つことになる。とはいえ、非正規教員の採用期間は最長でも半年更新の一年間であるため、期間が終了すると直ちに生活の見通しが立たなくなる。同じ勤務先で非正規教員として継続勤務する者もいるが、それは、学校側や教育事務所がその非正規教員の継続勤務を希望し、また本人もそれを希望する場合に限る。

その場合でも、形式上はいったん雇用契約がきれるため、再度、非正規教員として願書を提出し、登録する必要がある。いずれにせよ、有期雇用であることに変わりはない。

非正規教員が有期雇用であるということは、同時に、さまざまな学校現場を転々とすることをも意味する。その点、次のユキエさん(当時26歳)の語りは興味深い。

――やりがい自体は感じる?

感じる……けど、やっぱり臨時は途中から切れてしまったり、実際に私はここは7月までなんですよ。また本務の先生が戻ってこられるので。そのあとのことはよくわからないんですけど、まだ。はっきり決まってなくて。

ユキエさんに対して筆者が調査を行なったのは2011年6月であった。彼女は翌月の7月に雇用契約が切れ、それ以降のスケジュールは未定だと話す。

ここで少し補足すると、彼女が現在の職場に非正規教員として赴任したのはちょうど2ヵ月前の4月であった。つまり、彼女は3ヵ月という短い雇用契約のもと、「本務の先生」の代わりに教壇に立っていたことになる。また、やりがいは「感じる…けど」のすぐ後に「在籍期間の短さ」について語っていることから、その「短さ」が否定的なニュアンスで語られていることがわかる。

次に、非正規教員として教壇に立つことについて考えてみよう。正規採用された1年目の教員には初任者研修という研修が義務づけられているが、非常勤講師であったアキコさん(第2回目調査 当時28歳)は、初任者研修の期間、初任者の代理としてクラスを任された。

非常勤とかも自分でやってみたら、けっこう辛かったりもあったり。担任じゃないから、なんていうの、担任だったらもっと(生徒に)言えるはずだけど。遠慮する。私が口出しするもんじゃないなと。初任者(正規教員1年目の人)のスタイルと自分のスタイルが全然違ってた。(…略…)この先生と同じようにはやりたくはないし、だけどこの先生には「こういう風にやってね」とも言われたりするし。なんていうの、「あいだ」というか。自分が担任だったらやっぱりできるけど。非常勤だから。

 

――ストレスたまるな

 

そう、けっこうストレスたまったこれは。

アキコさんは、正規の担任ではないという理由で、正規教員に対して「遠慮」していたと話し、思うように学級運営ができないことに「ストレス」を感じたという。

先の事例と合わせて考えてみると、非正規教員としての過酷な現状が浮かびあがってくる。それは、在籍期間の短さによる不安定さや、実際の学校現場において生じる、正規教員との非対称な関係である。そしていずれの場合も、非正規教員にとって、ネガティブな経験として意味づけられていた。

正規教員との非対称性という点で、次のヒロシさん(当時31歳)の語りも重要だ。

(正規教員の人は)「忙しい忙しい」って言いますけど、僕からしたら忙しくないだろって思ってます。なんで、早く学校に来て準備して17時になったら帰ったらいいんじゃないの?って。僕はそれから23時くらいまで勉強するので。(…略…)いやぁもう、ストレスとの闘いです。

ここですべてを紹介することはできないが、「試験勉強の時間が確保できない」という焦りや葛藤は、他の対象者からも異口同音に語られた。ここにも、非正規教員としての過酷な現状がみてとれる。

和らげつつ、囲い込む

なぜ、非正規であるにも関わらず、若者は仕事を続けるのであろうか。

話を聞いているうちに、「いずれ正社員になることが期待できるから」だけでは説明できない理由が浮かび上がってくる。

(1)やりがい

第一に、教員としてのやりがいがある。ここでもヒロシさんの語りを引用しよう。

――沖縄の民間企業受けたいなって思ったことないですか?

あぁ、ないですね。

――このへんの企業といいますか

企業はないですね。

――考えたこともないですか?

ないですね。この仕事は楽しいなって思ってやってるので。

――先生諦めて、ちょっとハローワーク行って

先生諦めてっていうのはないですね。

――受かるまでやり続けるって感じですか?

やると思いますよ。まぁ心折れたりもしてるんですけど、結局、自分の一番得意な場所であるので。

ヒロシさんは、民間企業ではなく、あくまで正規教員としての就職を希望している。その理由としてあげているのが「やりがい」である。「心折れたりもしてるんですけど」という語りからもうかがえるように、過酷な状況に置かれながらも、やりがいという条件がその状況を和らげている。

(2)高い給料

また、給料面も見過ごすことはできない。タツヤさん(当時32歳)は調査対象者のなかで唯一結婚し、子どもがいた。タツヤさんは、仕事と育児を両立させながら勉強時間を確保することが難しいと語り、非正規教員を辞めて試験勉強に専念することを配偶者に提案されたという。

それにもかかわらずタツヤさんは、「まだ子どもがいなくてとかだったら考えるんですけど、どうしてもやっぱり子どもがいるので、なかなか踏み切れないなというのが現実」と話した。他にもタツヤさんは、現在の仕事を辞めることができない理由を次のように話した。

――(臨時教員になって)生活状況は変わりました?

 

そうですね、もうだいぶ、ゆとりというか、貯金ができるようになりましたね。(…略…)まぁ今、臨時とはいえ、良い給料もらってるので、なかなか、これ辞めたら、次の仕事できっとこの給料はないだろうなって思っているので。っていう、へんな話、腹黒い話ですけど。

不安定な状況に置かれているとはいえ、非正規教員の給料が「良い給料」として認識されていることがわかる。平均賃金が全国で最も低く、県内の所得格差が非常に大きい沖縄の経済的特性(上原 2013)において、公務員である非正規教員の給料は沖縄県内で優位な条件としてある。そしてその条件が、非正規教員の過酷な現状を支えているのである。

(3)仲間の存在

ある調査によると、沖縄の学校現場で働く20代教員の8割強が非正規教員である(琉球大学教育学部 2011)。学校現場や日常生活において、同じ状況に置かれた他者とはどのような存在なのだろう。例えばアキコさんは、教員志望の友人と二人三脚で試験勉強に励んだ日々を次のように振り返る。

仲間の存在は大きいわけ。

――1人じゃきついもんね

そうそう、1人じゃもう眠ろうって感じだった。本当に仲間の存在が大きくてできたかも。頑張ったよ。

こうした仲間の存在が、非正規教員としての過酷さを和らげ、勉強時間の確保がなかなか難しい現状を乗り越えるために機能している。

以上、やりがい、高給、仲間の存在について順番にみてきた。他にもさまざまな条件が指摘できるだろうが、ここではひとまず、この3つ条件の「別の側面」に注目したい。というのも、過酷な状況を和らげるその条件には、一方で、教員志望者の若者を教員世界へと囲い込む側面がはっきりと確認できるからだ。

例えば、やりがいの事例としてとりあげたヒロシさんの語りからは、民間企業への転職がそもそも選択肢になかった。「これ辞めたら、次の仕事できっとこの給料はないだろうなって思っているので」というタツヤさんの語りからも、高給であるがゆえに、他の職業への転職機会が制限されている点が確認できる。仲間の存在も正規教員を目指し続けることを可能にしているだろう。

要するに、やりがい、高給、仲間の存在は、過酷な現状を和らげつつも、一方で、その現状に非正規教員を囲い込む。さらにいうと、前述したように、そもそも沖縄の大卒者の多くは「地域」と「職業」の両方にこだわるため、狭隘な地元大卒労働市場に参入することになる。その意味でも、非正規教員は二重にも三重にも囲い込まれているのだ。

非正規教員はそのなかで、「正規教員になる」という自らの期待を維持しなければならない。囲い込まれた過酷な現状から抜け出すためには、勉強時間を確保し、教員採用試験に合格することが求められる。

正規教員を目指し続けた先に

正規教員を目指すという営みは、非正規教員の若者にとって、囲いこまれた現状からの脱却を意味する。調査対象者のなかでも、唯一、その脱却に成功したのは仲間の存在の事例で紹介したアキコさんだけであった。

正規教員を目指し続けることは、大変なことでもある。調査当時36歳であったトモコさんは、対象者のなかでも、非正規教員経験年数が14年ともっとも長く、県内の11の小学校を転々としてきた。

トモコさんを心配する両親は、彼女が正規教員として採用されることを強く望んでいる。それに対し、トモコさんは、「一人だから、食べていければいいかなって。仕事も、別に怠けているわけではないし」と語った。実のところ、トモコさんは、採用試験を毎年受験しているわけではない。

 

――試験の方は毎年

 

うーん、受けたり受けなかったり。

――受けていない年というのは、やっぱり、忙しかったり

そうですね。勉強もしてないのに受けるのはどうかなっていうのもあって。頑張れないときは受けていません。(…略…)なんか、試験は受かっても受からなくてもいいのかなぁって気持ちが最近、とくに思ってて。やっぱり、子ども(生徒)たち中心に働きたいので、自分が勉強し過ぎて寝不足で、子どもたちにうまくできないくらいだったら試験受からなくても、そのまんま、臨時の仕事があればありがたいし。(…略…)この子たちのために自分が頑張ればいい。自分のことは二の次。

受験しない年がある、というトモコさんの語りは、非正規教員の過酷な現実を物語っている。受験しないことは、非正規教員としての現状を受け入れることに他ならない。「受かっても受からなくてもいいのかなぁ」という語りに端的に表れているように、時間が経過するなかで、正規教員への期待を維持することが徐々に難しくなっているのである。

と同時に、「怠けているわけではないし」「生徒のために」といった語りが示すように、その過酷な現状に自ら「折り合い」をつけようともしている。特に、「生徒のために」といった教員固有のロジックによって、より正当化を強化しているともいえる。

沖縄の非正規教員からみえてきたもの

ここまで、正規教員を目指す沖縄の非正規教員の事例を紹介してきた。彼らは、「試験勉強の時間が確保できない」過酷な状況に置かれている。しかしながら、彼らは非正規教員を続けていく。なぜなら、「やりがい」や比較的「高い給料」、「仲間の存在」によって、囲い込まれているからだ。そのなかで、時間の経過に伴い、「生徒のために」と試験を受けることを諦めていく人もいる。

これらの問題は、沖縄特有の問題ではないだろう。6人に1人が非正規である全国の教育現場でも、同様の事態が起こっていることが想像できる。特に、狭隘な大卒労働市場を特徴とする地方の場合はより事態は深刻だろう。なぜなら、地元に定着する若者が増加傾向にある今日(掘 2015)、ただでさえ狭隘な大卒労働市場への、大量の応募が今後も予想されるからだ。その上、地方自治体の財源不足が問題化している現状がある。これらを踏まえると、「新卒」採用という「正規ルート」を歩まない/歩めなかった非正規教員のような地方の若者が増える可能性は非常に高い。

しかし、わたしたちは「大学生の就職活動」と言うとき、民間企業の「新卒」採用を思い描いている。そして、その認識からは、教員志望の若者——学卒後しばらくの期間、非正規教員として働きながら正規就職を目指す若者——の姿を想像することは難しい。そのことが、非正規教員の現状をより見えづらくしているのではないだろうか。しかし、財政上の問題で生み出された非正規教員の現実を無視していいはずがない。従来の認識からこぼれ落ちる「大学生の就職活動」をいかにして拾い上げることができるのか。新たな視座が求められている。

【注】

(注1)本論では、常勤講師(臨時的任用教員)・非常勤講師の両方を指して「非正規教員」と呼ぶ。「常勤講師は正規教員と同じくフルタイム(週約40時間)働き、学級担任もできる。非常勤講師は『直接担当する授業時間だけ』『週20時間』といった限られた時間の指導を担う。いずれも、非正規の身分で教壇に立ちながら正規採用を目指す人が多い」(朝日新聞、2010年10月23日、夕刊)。前者に関しては、地方公務員法第22条2項(1950年施行)において次のような規定がある。「任命権者は人事委員会規則で定めるところにより、緊急の場合、臨時の職に関する場合又は任用候補者名簿が無い場合においては、人事委員会の承認を経て、6月をこえない期間で臨時的任用を行なうことができる」。なお今回は、紙幅の都合上、公立の小中高校の教員に議論を限定する。

(注2)便宜的に、「臨時的任用教員(常勤講師)および非常勤講師」を「非正規教員」に再カテゴリー化した。以降、非正規教員の語りを検討するなかで「臨時」「非常勤」などの語を適宜用いるが、互換的な意味で使う。

(注3)沖縄の若者のUターンについては、谷富夫・安藤由美・野入直美編(2014)の「第1部 沖縄社会の基礎構造」を参照。

参考文献

掘有喜衣、2015、「調査研究の目的と概要」独立行政法人労働政策研究・研修機構『若者の地域移動——長期的動向とマッチングの変化』162、1-11頁。

金子真理子、2014、「非正規教員の増加とその問題点——教育労働の特殊性と教員キャリアの視角から」『日本労働研究雑誌』645、42-45頁。

舞田敏彦、2013、『教育の使命と実態——データからみた教育社会学試論』武蔵野大学出版会

琉球大学教育学部、2011、『沖縄県内の公立小学校・中学校・高等学校教員の現職研修に関する調査 第1次報告書』

谷富夫・安藤由美・野入直美編、2014、『持続と変容の沖縄社会——沖縄的なるものの現在』ミネルヴァ書房

上原健太郎、2013、「沖縄県における経済的特性と不平等」『沖縄における階層格差と人権』2012年度龍谷大学人権問題研究委員会助成研究プロジェクト中間報告書、龍谷大学、6-14頁。

上原健太郎、2014、「沖縄大卒者のローカル・トラック」谷富夫・安藤由美・野入直美編、2014、『持続と変容の沖縄社会——沖縄的なるものの現在』ミネルヴァ書房、83-105頁。

プロフィール

上原健太郎教育社会学

1985年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科 都市文化研究センター研究員。
大阪市立大学大学院文学研究科単位取得退学、修士(文学)。専門は、教育社会学、沖縄研究。主要論文は、「ネットワークの資源化と重層化——沖縄のノンエリート青年の居酒屋経営を事例に」(2014、『教育社会学研究』95)、「沖縄大卒者のローカル・トラック」(2014、谷富夫・安藤由美・野入直美編『持続と変容の沖縄社会——沖縄的なるものの現在』、ミネルヴァ書房)など。

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