2016.09.07

なぜ人は疑似科学にはまるのか?その心理的メカニズムと対策を考える

石川幹人×荻上チキ

科学 #荻上チキ Session-22#疑似科学#水素水

水素水、性格診断、EM菌――。科学的根拠がないにもかかわらず、あたかも科学的に正しいと実証されたように見せかける疑似科学。なぜ人々は疑似科学にはまってしまうのか? 疑似科学にはまらないためには、どのような心構えが必要なのか。明治大学教授・石川幹人氏にお話を伺う。2016年05月20日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「なぜ人は疑似科学にハマるのか?」より抄録。(構成/大谷佳名)

■ 荻上チキ・Session22とは
TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホームページはこちら → http://www.tbsradio.jp/ss954/

疑似科学とは何なのか?

荻上 今日のゲストは、『なぜ疑似科学が社会を動かすのか ヒトはあやしげな理論に騙されたがる』の著者で、明治大学教授の石川幹人さんです。よろしくお願いします。

石川 よろしくお願いします。

荻上 石川さんは、2014年に「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」を立ち上げられました。これはどのようなサイトなのでしょうか。

石川 最近ではEM菌や血液型性格診断など、科学者の目から見ると科学とは言えないようなものが市民の間にたくさん広まっています。そうした疑似科学と疑われるものを評定し、それらの「科学性」を推し量ろうという試みを行っています。

一般の方々には、疑似科学と科学の区別がよく理解されていない現状があります。研究者としてもその線引きは難しいのです。ですから、どれくらい科学性があるのかという観点で評定することが重要になります。現在では一般市民の方々からリクエストがあった34項目について、いくつかの条件で評価し、「科学」「発展途上の科学」「未科学」「疑似科学」という四段階で判定しています。

荻上 ホメオパシーやハンドヒーリング、牛乳有害説などは「疑似科学」と判定されている一方で、温泉やアニマルセラピーは「発展途上の科学」とされているなど、読むだけで楽しめるサイトですね。サプリメントについて検証しているコーナーでは、コエンザイムQ10を「未科学」とされています。これらの判定にはどういう意味があるのでしょうか。

石川 「疑似科学」は、実際のところ科学とは言えない上、過度に効果を謳って商品を売るなどの社会的な問題をもはらむので、「科学でない」と明言するほうがよい、というものです。「発展途上の科学」とは、暫定的には科学と言えるが、今後の研究によってはそうではなくなる可能性もあるということ。「未科学」とは、今のところ科学とは言えないが、将来にわたって研究を積み重ねた結果、科学と言える段階に進む可能性があるということです。

荻上 私たちはどういったものを科学的だと考えれば良いのでしょうか。

石川 まず理論があり、それを確かなものにするデータが存在することが重要です。さらに、その理論とデータが科学者の間で一定の評価を得ていることが必要です。

荻上 なるほど。まずは効果がきちんと示されているかどうかを検証することになるわけですね。今日は、疑似科学とはどういうものなのか、実例を挙げながらお話を伺っていきたいと思います。

怪しげな水ビジネス

荻上 最近は「水素水」がブームになっていますよね。

石川 はい。私が集中的に調べてサイトに公開しているのは、「活性水素水」と呼ばれるものです。これは、水を電気分解して陰極側に発生する水の成分を集めたものです。抗酸化作用があり老廃物を排斥してくれるなどの効果を謳って売られています。しかし、その効果を示すデータは十分ではなく、私たちは「疑似科学」と判定しています。

ちなみに水素水は、「電解還元水」「アルカリイオン水」などの名前で過去に売られていたものと基本的には同じものです。

荻上 名前を変えてより新しい商品として販売しているわけですか。

石川 「水素」という言葉が旬だということもあると思います。燃料電池など、水素が新しいエネルギー源になると言われると、水素は良いものなんだというイメージが先行しますよね。

荻上 さきほどの抗酸化作用とはどういうものなのですか。

石川 体の中で酸素に関わる悪さをする物質をブロックする働きです。水素に抗酸化作用がありそうだという研究は実際にあります。たとえば試験管の中で実験をすると、水素の作用で細胞内の抗酸化物質が減らせたというデータはある。しかし、細胞レベルで現象がつかめたとしても、人間の体ではどうでしょうか。まだそのレベルでは研究が積めていないので、一般の市民の方に応用する段階ではないと言えます。

荻上 そうした段階で、これだけ水素水ブームが起きてしまっているのはなぜなのでしょう。

石川 人間の体の多くの部分が水であるということで人々の直感が働き、水を大事にすると健康に良いはずだという気持ちになるのだと思います。

しかし科学者から見ると、水道水は浄化機能がしっかりしているのに対し、適当なところから取ってきたような天然水は、そもそも管理面での懸念があるのではという意見さえあります。

しかも、水道水と同じくらいの値段であればそれほど問題にはならないのですが、非常に高価な値段で売られている場合も多いです。水素水以外でも、「○○水」と名付けていろいろな水ビジネスがありますよね。

荻上 水に関わる疑似科学としては、「水からの伝言」についてもサイトで取り上げられていますね。

石川 これは学校の道徳教材としても取り上げられた言説です。水を冷やして結晶をつくったときに、水道水だと醜い形になるが、天然水では綺麗な六角形ができる。さらに、水にクラシック音楽を聴かせたり、感謝の言葉を語りかけると、水道水でも綺麗な結晶が作られるという主張です。

学校では「感謝の言葉は大事だ」という情操教育の一部として使われたようですが、これはよく考えてみると、過剰な科学主義とも捉えられます。そもそも日常のコミュニケーションにおいて感謝の言葉が大事だというのは当たり前のことです。それを、体内の水への働きという物理的なレベルで効果があるから大事なのだと主張してしまうと、人間より物が大事だという考えを植え付けてしまう恐れもあると言えます。

まず科学として誤っているし、人間性を考える上でもおかしい。この問題は重大だと判断すべきだと思います。

荻上 一方で「良い話なんだから問題ないじゃないか」という反論もありますよね。僕もよくネット上の流言を検証するサイトを作ったりすると、美談系のデマに関してはそうした反応が多いです。しかし、本当に教育効果を考えるのであれば、何が事実か見極める力を育てることも重要であり、適切な知識ではないものが教育現場で使われていることの是非も問わなければいけませんね。

石川 その通りです。

荻上 水ビジネスといえば、以前、近所のスーパーで「波動水」というものが売られていました。調べてみると、他の水より電子の波動の力が多く含まれているので健康に良いのだとか。怪しいなあと思ったのですが、結構売れていたのでびっくりでした。

石川 実際には電子の波動は確率的な波なので、直接にそれを感知することもできません。それが水に込められているというのは、物理学の成果を誤用し、あたかもそれに則っているかのように見せかける疑似科学であると断言できます。

荻上 さまざまな手法で水は疑似科学の温床になっていますね。経済的な観点から考えると、水ビジネスは原価計算がやりやすく、高く売れるということで手をつけやすいという点もあるのでしょう。疑似科学をすんなり信じこんでしまう感覚って何なのでしょうか。

石川 科学で検証されているかどうかよりも、日常的な直感を大事にしてしまうことが問題の根源かなと思います。つまり、人間の気持ちというのは日常生活がある程度上手くいけばいいやという感覚が普通になっていて、そのレベルの判断がどうしても優先されてしまうのです。

石川氏
石川氏

拡大する「EM菌」信仰

荻上 さて、つづいて取り上げる疑似科学は「EM菌」です。

石川 EM菌とは、「Effective Microorganism(有用微生物群)」という造語の頭文字をとったものです。有機肥料に相当するような、土地の改良に効果的な働きを微生物がやってくれるという主張です。この効果については疑う余地はなく、農業用には活用できるだろうと思います。

荻上 その効果が過度に誇張されているのが問題なのですね。

石川 はい。疑似科学に多いパターンなのですが、部分的に有用な効果が認められると、別のところにも効果があるぞとどんどん拡大していってしまう。EM菌に関しては環境浄化から発展し、抗酸化作用などの健康増進から放射線除去まで効果があると広く伝えられてしまっています。

荻上 有用微生物群といっても、その中には効果が疑わしいレベルの微生物が含まれることも考えられますよね。

石川 はい。微生物とは刻々と量が変わるものです。この量の問題もかなり重要で、たとえば「EM菌を団子状にしたものを川に撒くと水が綺麗になる」と言われたりしますが、何個撒けば綺麗になるのかは理論化されていません。すると、撒いたけど効果が表れないときに、「もっと撒かなければいけないんです」という話になってしまうわけです。

荻上 こんなメールが届いています。

「私は医療の現場を離れて10年近く経ちますが、当時から研究者の間ではEM菌のいかがわしさが問題視されていました。しかし、その効果についての論文はなかなか発表されませんでした。メディアの宣伝によってのみ、その『効果』が信じられているという実情でした。現在、東南アジアにまでEM菌信仰が拡大していると聞きます。なぜこれほどEM菌が信じられるのでしょうか。」

石川 やはり、科学者の思いが一般の人になかなか届かない、科学コミュニケーション上の問題が大きいと考えられます。科学の成果は私たちの衣食住の安全に大きく貢献していますが、それを一般市民はあまり認識することができないのです。

荻上 私も以前、街でパッと目についたのが、クリーニング屋さんの「EMクリーニング」という広告でした。微生物の力でより洋服が綺麗になるというものだそうですが、これを扱うクリーニング屋さんは日本中にあるみたいです。

石川 「EM菌」という言葉が一種のキャッチフレーズとして広まっています。名前は商標に登録されていなければ自由につけられるのです。私の調べたところでは、たとえば「草津の湯」という入浴剤があります。これは草津温泉とは何の関係もないんです。

こうした部分は企業側の良識や責任の問題であって、あとは消費者がきちんと調べる姿勢が必要ということになります。

就職活動も左右する!?「性格診断」

荻上 最近は就職活動で自己分析をする際に、「性格診断テスト」というものが使われるようですが、これも疑似科学になるわけですか。

石川 まず、診断の質問が適切に作られているかどうかに大きな問題があります。同じ質問でも、私たちはどういう気分で答えるかによって多少結果が変わるんです。ここからここまではどういう性格という範囲を決めるのは難しいと考えられます。

私が調べたところ、以前、就職活動等で使われていた「16の性格」というものがあります。これは元を正すと深層心理学者のユングが開発したMBTIという性格診断を使っています。そのマニュアルには、「状況による回答の差があって誤判断がおきるので、判断がなされた後、この判断で良いかどうかを本人がチェックしてください」と書いてあるんです。そのようなものを就職の場で使おうとするのはそもそもおかしいのです。

荻上 そんなもので就職活動を左右されたくないですよね。自己分析をやたら求められる今の就職状況で、客観的かのように見えるツールが求められてしまうわけですね。

石川 本来、客観的な自己というのは幻想かもしれないのです。そもそも人間は、いろいろな環境に応じて振舞うようにできている。それがゆえに、私たちはどんな苦しい状況でも生き延びることができます。

性格診断をするときは、たとえば大学など日常での自分を想像しながら答えてしまうでしょう。しかし卒業して就職すると、今とは全く異なる環境になるわけです。新しい性格がそこで現れてくるかもしれません。今の時点で診断し就職に反映してしまうと、潜在的な可能性が無視されてしまいます。

荻上 リスナーから、「『ロールシャッハテスト』はどうなのでしょう?」という質問が来ています。ロールシャッハテストは、インクのシミをみて何に見えるか答えることで診断を行うテストですよね。

石川 伝統的な診断方法が確立されてはいるのですが、予想していたほど当たらないことがわかっています。ロールシャッハテストより、来談者の問題を発見するだけなら知能テストの方が有効なのではという声もあります。昔から使われているから良いという論理は危険だと言えます。

荻上 とくにユング、フロイトの時代の心理学は、「ある説を唱えた」というだけで権威づけられている面があると思います。たとえば、フロイトの夢分析では、夢に出てくる記号は深層心理のメッセージとされますが、なぜそう言えるのかは検証しなければいけない部分ですよね。

石川 理論は提唱されても、データで実証する段階には進んでいないケースも多いです。

荻上 こんなメールが来ています。

「血液型性格診断は科学的な根拠に乏しいことが度々指摘されているにもかかわらず、あまり問題視されていないように思います。『面白いからいいじゃないか』という声もありますが、遺伝の要素が強い血液型をもとに、人間を四種類にカテゴライズし、あたかも科学的裏付けがあるかのように論じる言説には、気持ち悪さを感じます。」

僕はAB型なのですが、昔から「AB型は変なやつ」と言われることが多く、いい気持ちはしないですね。

石川 血液型診断は疑似科学であるとしっかり示されています。一般的な楽しみとしては良いのかもしれませんが、信じる根拠はなく、社会的な問題も大きいかと思います。

荻上 占いでも血液型診断でも、「あなたは大雑把なところがありますよね」「こだわるところには真面目な人ですよね」などと言われて心当たりのない人っていないですし、大体当たるのは当然だと思います。

石川 ただ、多くの人にとって占いとは、言ってほしいことを言ってもらう、それによって行動に移せるという効果があります。迷いや不安があるときに背中を押してくれる存在を求めて、占いをするのです。しかし、それを求めない人もいるので個人差がありますよね。占いに行く人を糾弾するのは良くないのではと思います。

なぜ疑似科学を信じてしまうのか?

荻上 なぜ人は疑似科学を信じるのでしょうか?

石川 まず、科学は私たちの社会に一定の貢献をしています。だから科学を信用しておけば大丈夫だという気持ちの裏返しが、疑似科学を信じてしまうことにつながっているのだと思います。

ただ、人間や社会は複雑なので、そこに関わる科学はなかなか進展しないのです。性格診断や、科学が使われている社会が今後どうなるのかという要求に見合うほど、科学は成果を出せていないといえます。

荻上 だから、科学以上にシンプルで、すぐ答えを出してくれる疑似科学に飛びついてしまうわけですね。そのときに重要な役割を満たすのはメディアです。メディアも疑似科学を面白おかしく見せたり、利用することで拡散を助長するケースが多い。石川さんは、科学者とメディアの距離をどうお感じになりますか。

石川 科学のフィールドは、スクープから一番遠いところにあります。誰かが何かを発見したという時点では、それが確実かどうか判定できないからです。何人もの研究者が追試して、同じような結果がでるかチェックしなければいけません。

すると一体どの時点で報道すればよいのか? あまり早めに報道すると不確実な情報を扱うことになりますし、待ちすぎてもスクープにならない。記者の方々の間にも、なかなか悩ましい構造があると思います。

荻上 メディアのあり方について、科学者やNPOなど専門家の手で一つ一つ検証し、誤った情報を発信しているものを指摘していくことが重要になりますね。

石川 一般市民に向けて科学の成果を言葉に伝えることは、なかなか難しい面が多いです。そんな中で、現在では「サイエンスカフェ」という取り組みを始めています。一般市民の方々と一緒に科学についてコミュニケートしようという試みです。

サイエンスカフェでは、先端分野で活躍する科学者の方々に来てもらい、その成果をわかりやすい言葉で語ってもらいます。「わかりやすい」というのは「不正確」ということにもなりがちで問題がある面もあるのですが、一般の方が理解できる範囲で若干の不正確は目をつぶり、どこまで可能であるかを模索していく。そして科学の成果をより広められるような運動が広がっていくことを期待しております。

荻上 消費者として疑似科学にはまらないために、どんな心構えが必要でしょうか。

石川 まず「効くのか効かないのか」という二分法的な発想はやめましょう。そして、「人間や社会に関係することは、そんなに科学ではわかっていないんだよね」というグレーを認める、ということです。

たとえば健康食品であれば、それを服用することにどれくらいのメリットがあるのか、また、どれくらいのコストを支払うのかを天秤にかけ、手探りで考えてみる。さらに、他の人に効いても自分には効かないかもしれないことも、念頭に置いておく必要があります。

また問題なのは、新聞やマスメディアに頼っていても、あまり見通しが良くないという状況です。現場の科学者やオピニオンリーダーの意見をインターネットで知ったり、交流することができれば、一般市民の方々も見通しがたつようになるのではと考えます。私が運用しているサイトも、そうした試みの一環です。

荻上 ただ、正しい情報を知ったとしても、実際の商品がそうなっていない場合もあります。一時期、マイナスイオンブームがありましたが、当時は電気屋さんに行って、マイナスイオンでないものを探す方が大変なくらいでした。効果が明らかでなくても、みんなが求めるようになると企業もどんどん全面に出してきて、気がついたら店頭にそればかりが並んでいる。

石川 企業も、お客さんが喜ぶから善意で売っているのです。以前、ゲルマニウム関連グッズを売っている企業にアンケート調査をしたところ、事業者さえもゲルマニウムの疑似科学性を全く認識していませんでした。事業者も含めた科学コミュニケーションが必要だと痛感しています。

荻上 疑似科学をメディアや企業がチェックする。科学者が正しい知識を発信し、市民がそれを知る。そうした良い連鎖が必要になっていきますね。

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プロフィール

石川幹人認知情報論 / 科学基礎論

1959年東京生まれ。東京工業大学理学部応用物理学科卒。同大学院物理情報工学専攻、松下電器産業(株)マルチメディアシステム研究所、(財)新世代コンピュータ技術開発機構研究所などをへて、1997年より明治大学文学部助教授。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授、東京農工大学大学院工学研究科物質生物工学専攻にて論文博士(工学)拝受。専門は認知情報論および科学基礎論。2002年デューク大学に客員研究員として滞在。2013年国際生命情報科学会賞、2015年科学技術社会論柿内賢信記念賞を受賞。主な著書に、『「超常現象」を本気で科学する』(新潮新書)、『人はなぜだまされるのか』(講談社ブルーバックス)、『人間とはどういう生物か』(ちくま新書)、『人は感情によって進化した』(ディスカヴァー21携書)、『だまされ上手が生き残る』(光文社新書)などがある。

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荻上チキ評論家

「ブラック校則をなくそう! プロジェクト」スーパーバイザー。著書に『ウェブ炎上』(ちくま新書)、『未来をつくる権利』(NHKブックス)、『災害支援手帖』(木楽舎)、『日本の大問題』(ダイヤモンド社)、『彼女たちの売春(ワリキリ)』(新潮文庫)、『ネットいじめ』『いじめを生む教室』(以上、PHP新書)ほか、共著に『いじめの直し方』(朝日新聞出版)、『夜の経済学』(扶桑社)ほか多数。TBSラジオ「荻上チキ Session-22」メインパーソナリティ。同番組にて2015年ギャラクシー賞(ラジオ部門DJ賞)、2016年にギャラクシー賞(ラジオ部門大賞)を受賞。

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