池袋出会いカフェ女子大生殺人事件 裁判傍聴記録

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2011218日 判決

 

判決・懲役14

 

検察は懲役16年の求刑だったが、懲役14年の判決が言い渡された。

 

判決の主な理由は、以下。

 

 

・被害者を殺す目的、殺意を持って確実な方法で死なせたこと。

・意識を失った被害者にしたことの悪質性。

・遺族の心情の過度な精神的苦痛。

・犯行後の経緯で隠ぺいや逃避、動機も被害者の態度の急変に怒った短絡的犯行。

・被害者に1万円を取られたと思うのは信用できるが、被害者の口封じのために殺害したのは身勝手。

・被害者の言動や態度にも問題があった側面はみられ、被告人のために汲むべき事柄。

・自己の行動をかえりみた形跡はない。

・被告人の出頭、供述態度は反省を認める。

 

 

この裁判をどう見るか――コミュニケーションバイトが生む労働の対価と、危険な“善意のお金”

 

奇しくもこの裁判の傍聴記録を書いているのは、A子さんが出会いカフェの客に殺された9月26日の深夜だ。3年前の今日、A子さんはラブホテルで首を絞められ殺された。

 

私は3年前の今日のことをよく覚えている。翌日の9月27日に、ライターの渋井哲也氏に取材同行をお願いし、池袋「キラリ」に行った。A子さんが殺された翌日もなにもなかったように「キラリ」は営業していた。そして、若い女の子たちも出入りしていた。そこにいた女の子一人だけ話を聞くことができた。彼女自身も危険な目に遭ってもなお、「キラリ」に来続けていた。当時のメディアは、「危険な犯罪と売春の温床となっている出会いカフェを取り締まるべき」という論調で、インターネットでは、殺されたA子さんの誹謗中傷が書き込まれていた。

 

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α-synodos vol.133 事実をまっすぐ見直して

 

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