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2018.09.15

なぜリベラルは嫌われるのか?(1)

橋本努

こうすれば日本の政治はもっとよくなる! 政治の政策能力向上のために「変える」べきこと

鈴木崇弘

日本の官僚はエリートなのか?

中野雅至

職業のあり方を、ジェンダーの視点から考える

大槻奈巳

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いつもお読みいただきありがとうございます。シノドスの芹沢です。「αシノドス」vol.252をお届けましす。

最近、「リベラル」という言葉を耳にする機会が多いかと思います。たいていは、「リベラル」を批判したり揶揄したりする文脈においてです。ためしにアマゾンで「リベラル」で検索してみると、「リベラル」批判本がずらりと並びます。要するにいま、「リベラル」は嫌われています。しかしなぜ、「リベラル」はそれほど嫌われているのでしょうか? 社会哲学をご専門とする橋本努氏が3回にわたって、このテーマを追求します。同時にまた、「新しいリベラル」の輪郭を描き出します。

ついで今月のポジだし。かつて自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の理事・事務局長を務めた鈴木崇弘氏に、日本の政治をよくするにはどうすればよいのか、ご提案いただきました。さまざまなスキャンダルに揺れる現政権ですが、他方で野党への政権交代の期待はまったく膨らみません。これでは政治はますます緊張感を失うばかり。どうすれば政治にあるべき活力を取り戻させることができるのでしょうか? とても実践的なご提案をいただきました。

政治だけではありません、官僚もまたスキャンダルにまみれ、バッシングの対象となっています。そうしたなか官僚の士気も落ちるばかりだとも側聞します。かつてはエリートの象徴とされてきた官僚ですが、いまやエリートの座から没落しつつあります。官僚の世界になにが起こっているのか。このまま官僚が消え失せても構わないのか。そして官僚が本来、期待されている役割を果たすには、どうするべきなのか。元厚生労働省の官僚でもあった中野雅至氏が論じます。

最後は「新・学問のすすめ」。今回は職業社会学を専門とする大槻奈巳氏にお話を伺いました。「女性が活躍できる社会」が目指されて久しいですが、なかなかそのような社会にならないというのが現実です。大槻氏は『職務格差』において、よく言われる「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業ではなく、女性がおかれている労働過程そのものに問題があると指摘します。変わらなければならないのはどこか? この問いを念頭に置きつつ、お読みいただけると幸いです。

朝晩はだいぶ涼しくなってきました。体調を崩さぬよう、どうぞご自愛ください。次号は10月1日配信予定です!

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