-
0.はじめに2016年9月6日、Yahoo!ニュース特集に拙稿「64年東京五輪『日の丸カラー』の公式服装をデザインしたのは誰か」が掲載された。「1964年の東京オリンピッ...
-
私は、インドネシアの西ティモールで文化人類学の調査をしている。貧しい農村から町へ出稼ぎに来ている人々の仕事と生活を追い、彼らが異なる正しさをもつふたつの経済(売買の経済と...
-
講談社文庫から『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』を上梓した。この本は、Jポップを題材にした哲学書である。しかし、なぜJポップを題材にするのだろうか。また...
-
東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催中の美術家・会田誠さんの個展には、「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうでは...
-
ちょうど1年前の今頃、三鷹市芸術文化センター星のホールと小豆島高校体育館特設ステージを約1カ月にわたり満員にし、約9000人を動員した劇団ままごとの『わが星』(作・演出:...
-
原稿のテーマ「日本の彫師はいつから認められてきたのか」は、編集部から寄せられたものだ。執筆に乗り気になったのは、お題のあいまいさに惹かれたからだ。編集部は、「彫師は認めら...
-
去る1月、第60回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の候補作8作品が発表されました。若手劇作家の奨励と育成を目的とし、新人の登竜門とされることから「演劇界の芥川賞」とも呼ばれ...
-
第二次世界大戦フィリピン戦線を描いた大岡昇平の小説『野火』を映画化した監督・塚本晋也氏、そして少女と戦争をテーマにした作品で評価を受ける漫画家・今日マチ子氏、荻上チキを...
-
シノドス編集部から「分析美学について記事を書いて下さい」と依頼を受けたとき、困ったな、というのが正直な感想だった。ある学問について、よくわからないので知りたいと思うこと...
-
ラップなどのポップな音楽性を取り入れた手法が特徴的な、劇団「ままごと」。今年再々演の『わが星』(岸田國士戯曲賞)も、再々演にしてなお大きな反響を呼びました。その「ままご...
-
今年9月、韓国・光州に国際的な文化拠点としてオープンした「アジアン・アーツ・シアター」のオープニングフェスティバルで、岡田利規作・演出の「God Bless Baseb...
-
死に直面している人って、自分がどういう人生を生きてきたか隠せないんです――アメリカで認定音楽療法士としてホスピスで活動し、昨年『ラストソング――人生の最期に聴く音楽』(...